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音色涼やか「八咫烏風鈴」 本宮大社、参道に取り付け

参道沿いにつるした色鮮やかな八咫烏風鈴(20日、和歌山県田辺市本宮町で)
参道沿いにつるした色鮮やかな八咫烏風鈴(20日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社は20日、色鮮やかな短冊に「八咫烏(やたがらす)」を描いた「八咫烏風鈴」を参道に取り付けた。夏季恒例の取り組みで、「チリンチリン」という涼やかな音色が境内に響いている。

 参拝者に涼を感じてもらおうと、本宮町商工会と協力して設置した。今年は東京五輪での日本代表選手の活躍と、新型コロナウイルスの一日も早い終息を願って実施した。

 風鈴は南部鉄製で、高さ約6・5センチ。熊野地方に伝わる「三体月」をイメージした模様が入っている。赤や青、黄など5色の鮮やかな短冊は長さ約27・5センチで、八咫烏の模様が描かれている。

 参道に約200個をつるしたほか、最上部に八咫烏の像をあしらい、ゆっくりと回転する台にも88個の風鈴を取り付けた。町内の商店や民家の軒先にも約80個を設置。8月中旬まで飾る予定という。

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