「梅の日」で神社に梅奉納 産地の発展を祈願
「梅の日」の6日、日本一の産地、和歌山県の田辺市やみなべ町の関係者が熊野本宮大社や須賀神社で記念式典を開いた。梅の日のいわれとなった京都市の下鴨、上賀茂の両神社へも、今年収穫した南高梅を奉納し、産地の発展を祈願した。
室町末期、後奈良天皇が京都の賀茂神社例祭で梅を奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)や人々の健康を祈願したという故事にちなむ記念日。紀州梅の会が梅に感謝し、梅のある暮らしを広げようと2006年に制定し、全国に紀州の梅をPRしている。
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、規模を縮小するなどして関連行事を実施した。
田辺・西牟婁の梅加工業者でつくる「紀州田辺梅干協同組合」(大谷喜則理事長)の関係者ら約30人は、田辺市本宮町の熊野本宮大社を訪れ、梅を奉納した。
本殿前で営まれた神事では、みこが豊栄の舞を奉納し、梅漬けの儀では、九鬼家隆宮司(64)と参列者が南高梅約20キロをたるに入れ、最後に九鬼宮司が塩とお神酒を入れて漬けた。
大谷理事長(65)は「梅の恵みに感謝し、梅産業と地域の発展を祈願した」と話した。九鬼宮司は「今年16回目を数えることから、豊栄の舞を発展させて地域に根ざした舞『梅の舞』を創れればと思っている」と語った。
境内では、関係者が個包装した梅干しを参拝者に配り、紀州の梅をアピールした。
京都市の下鴨、上賀茂神社へは、紀州梅の会梅干部会の濱田洋部会長(68)はじめ、JA紀南の関係者、田辺市職員など計7人が参拝。各神社へ南高梅の青梅10キロと梅干しを奉納した。参拝者用の個包装梅干しも贈った。
濱田部会長は「梅の豊作、梅産業の発展を祈るとともに新型コロナウイルス感染症が一刻も早く終息するよう祈らせていただいた」と話した。
室町末期、後奈良天皇が京都の賀茂神社例祭で梅を奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)や人々の健康を祈願したという故事にちなむ記念日。紀州梅の会が梅に感謝し、梅のある暮らしを広げようと2006年に制定し、全国に紀州の梅をPRしている。
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、規模を縮小するなどして関連行事を実施した。
田辺・西牟婁の梅加工業者でつくる「紀州田辺梅干協同組合」(大谷喜則理事長)の関係者ら約30人は、田辺市本宮町の熊野本宮大社を訪れ、梅を奉納した。
本殿前で営まれた神事では、みこが豊栄の舞を奉納し、梅漬けの儀では、九鬼家隆宮司(64)と参列者が南高梅約20キロをたるに入れ、最後に九鬼宮司が塩とお神酒を入れて漬けた。
大谷理事長(65)は「梅の恵みに感謝し、梅産業と地域の発展を祈願した」と話した。九鬼宮司は「今年16回目を数えることから、豊栄の舞を発展させて地域に根ざした舞『梅の舞』を創れればと思っている」と語った。
境内では、関係者が個包装した梅干しを参拝者に配り、紀州の梅をアピールした。
京都市の下鴨、上賀茂神社へは、紀州梅の会梅干部会の濱田洋部会長(68)はじめ、JA紀南の関係者、田辺市職員など計7人が参拝。各神社へ南高梅の青梅10キロと梅干しを奉納した。参拝者用の個包装梅干しも贈った。
濱田部会長は「梅の豊作、梅産業の発展を祈るとともに新型コロナウイルス感染症が一刻も早く終息するよう祈らせていただいた」と話した。