世界遺産に登録されている熊野三山や熊野古道に外国人観光客が戻り、桜吹雪に歓声を上げている。
大社境内にある手荷物搬送サービス「とりいの店」では1日に20~30件の依頼があり、その8~9割が外国人ハイカーという。経営している鳥居泰治さん(64)は「皆さん日本の桜を楽しみに来日している。2019年のコロナ禍前に戻ったようなにぎわいで、とてもうれしい」と話していた。
熊野本宮大社や七越峯の桜は盛りを過ぎて散り始め。大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)の大鳥居周辺では、風に吹かれた花びらが舞い桜吹雪に。訪れた外国人観光客らは「ビューティフル」と歓声を上げ、スマートフォンで写真や動画を撮影していた。
突然の桜吹雪に思わずカメラを向ける外国人観光客(和歌山県田辺市本宮町で)