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クマの目撃情報相次ぐ 田辺市が注意呼び掛け

9月に和歌山県田辺市龍神村小家で捕獲されたクマ(田辺保健所提供)
9月に和歌山県田辺市龍神村小家で捕獲されたクマ(田辺保健所提供)
 和歌山県田辺市龍神村などでクマの目撃情報が続いていることから、龍神行政局は村内の宿泊施設や店舗に観光客らが山に入る場合は注意するよう呼び掛けてもらうファクスを送った。田辺保健所も入山する際は鈴などを付け、出会った時は、あわてず後ずさりして離れるように注意を促している。

 田辺保健所などによると、本年度は5月30日から9月18日にかけて田辺市やみなべ町の山間部でクマとみられるハチの巣箱の損壊や目撃情報が計9件あった。

 9月14日には龍神村の小家で雄のクマ(推定7歳)が捕獲された。専門家が麻酔銃で眠らせて調査をした後、県内の奥深い山に放った。

 龍神行政局によると、クマの目撃情報は例年と比べて多いわけではないが、観光客にも広く知ってもらおうとファクスを流して注意を喚起することにしたという。

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