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【動画】南部梅林が満開 3年ぶり開園、活気戻る

 「一目百万、香り十里」とうたわれる、和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林は花が満開を迎え、連日多くの観梅客が訪れている。コロナ禍の影響で3年ぶりの開園。ようやく戻った活気に関係者は喜んでいる。

 18日には朝から続々と家族連れらが訪れ、午前9時には最寄りの駐車場が満車となった。

 梅林では一面に白い花が咲き誇り、訪れた人は「きれい」「良い香りがする」などと言いながら、景色を眺めたり、写真を撮ったりして楽しんでいた。梅林を運営する梅の里観梅協会によると、ツアー客は少ないが、個人客が多いという。

 沿道や梅林公園付近には、農産物や加工品を販売する売店もあり、買い物したり、飲食したりする人の姿も。売店関係者も「香港や中国など外国人客もいる。大勢来てくれてにぎわいが戻って良かった。うれしい」と話した。

 観梅協会の田中康弘会長(49)は「不安も大きかったが、今年新たに出店してくれた人もいるし、アイデアを出し合いながら取り組み、活気付いている。お客さんも日に日に増えているし、地元の人も訪れてくれていてうれしい」と話した。

■来週末にも見頃 田辺梅林

 田辺市上芳養の紀州石神田辺梅林は、山間部の標高が高い場所にあることなどから開花は遅めで、紀州田辺観梅協会によると、17日現在で咲き始め。今後の気象条件にもよるが、満開は25日以降になるのではないかとみている。

見頃を迎え、山の斜面が白い花で埋め尽くされた南部梅林(18日、和歌山県みなべ町晩稲で)
見頃を迎え、山の斜面が白い花で埋め尽くされた南部梅林(18日、和歌山県みなべ町晩稲で)
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