【動画】スギ花粉飛び始める 昨年比「非常に多い」、十分な対策を
和歌山県田辺地方でスギ花粉が飛び始めた。日本気象協会関西支社にある近畿花粉情報センターは、県内における今春のスギ花粉の飛散量は「平年並み」、ヒノキ花粉の飛散量は「平年より多い」と予想。いずれも少なかった昨年と比べると「非常に多くなる」としており、十分な対策を呼びかけている。
飛散の開始日は、1平方センチ当たり1個以上の花粉が2日続けて観測された最初の日。田辺市で30年以上、飛散状況を調べている同市あけぼの、坂口耳鼻咽喉科医院の坂口幸作院長によると、スギ花粉は8日に1平方センチ当たり1・1個、9日にも1・4個を観測した。
花粉の飛散量は、花芽のできる前年夏の気象条件の影響が大きい。気温が高く、日照時間が長く、雨が少ないと花芽が多くつき、花粉の飛散量が多くなる。
近畿花粉情報センターによると、昨夏の近畿地方は、気象庁が後に梅雨明け時期を修正するほど6月下旬から7月上旬の降雨が少なく気温も例年より早い時期から高くなったことが、花芽が多く育つ要因になったとみられるという。
また、スギ・ヒノキ花粉ともに飛散量の多い年と少ない年を交互に繰り返す傾向があり、昨年はいずれも少なかった。同協会は花芽の着花状況を調査し、その結果も踏まえた上で、県内のスギ・ヒノキとも昨年と比べて5倍以上、ヒノキは平年比でも1・5倍は飛ぶと予想した。
例年、田辺周辺のスギ花粉の飛散は3月末ごろまでで、ヒノキ花粉は3月末ごろに飛び始めて5月初めごろまで。坂口院長によると、スギ花粉は梅の花が見頃になったころに飛び始めるのが目安。ヒノキ花粉はソメイヨシノが咲くころに飛び始め、満開のころに飛散量が最も多くなるという。
坂口院長は「マスクと眼鏡を着用し、洗濯物や布団を屋外に干さないようにすること、外で過ごす時間をできるだけ減らすようにすることなど、できるだけ花粉に近づかず、家の中に持ち込まないようにしてください」と呼びかけている。
田辺市医師会は、坂口医院が調べている花粉の飛散情報をホームページで公表している。アドレスはhttps://tanabeshi-ishikai.org/kafun/
飛散の開始日は、1平方センチ当たり1個以上の花粉が2日続けて観測された最初の日。田辺市で30年以上、飛散状況を調べている同市あけぼの、坂口耳鼻咽喉科医院の坂口幸作院長によると、スギ花粉は8日に1平方センチ当たり1・1個、9日にも1・4個を観測した。
花粉の飛散量は、花芽のできる前年夏の気象条件の影響が大きい。気温が高く、日照時間が長く、雨が少ないと花芽が多くつき、花粉の飛散量が多くなる。
近畿花粉情報センターによると、昨夏の近畿地方は、気象庁が後に梅雨明け時期を修正するほど6月下旬から7月上旬の降雨が少なく気温も例年より早い時期から高くなったことが、花芽が多く育つ要因になったとみられるという。
また、スギ・ヒノキ花粉ともに飛散量の多い年と少ない年を交互に繰り返す傾向があり、昨年はいずれも少なかった。同協会は花芽の着花状況を調査し、その結果も踏まえた上で、県内のスギ・ヒノキとも昨年と比べて5倍以上、ヒノキは平年比でも1・5倍は飛ぶと予想した。
例年、田辺周辺のスギ花粉の飛散は3月末ごろまでで、ヒノキ花粉は3月末ごろに飛び始めて5月初めごろまで。坂口院長によると、スギ花粉は梅の花が見頃になったころに飛び始めるのが目安。ヒノキ花粉はソメイヨシノが咲くころに飛び始め、満開のころに飛散量が最も多くなるという。
坂口院長は「マスクと眼鏡を着用し、洗濯物や布団を屋外に干さないようにすること、外で過ごす時間をできるだけ減らすようにすることなど、できるだけ花粉に近づかず、家の中に持ち込まないようにしてください」と呼びかけている。
田辺市医師会は、坂口医院が調べている花粉の飛散情報をホームページで公表している。アドレスはhttps://tanabeshi-ishikai.org/kafun/