未来へ進む一歩に 熊野高校が創立100周年記念式典
熊野高校(和歌山県上富田町朝来)の創立100周年記念式典が18日、学校近くの上富田文化会館であった。卒業生や2、3年生ら約500人が参加し、1世紀の歩みを振り返るとともに、新たな門出を祝った。
同窓会や教職員、生徒らでつくる実行委員会が主催。同校出身で、元上富田町長の小出隆道実行委員長が「絆を基本に発展していきたい」とあいさつした。
左近晴久校長は「100周年は一通過点でなく、150年、200年へとつなぐ一歩にしなければならない」と式辞。生徒代表の総合学科3年、能城裕生君は「熊高100年のドラマに加われてうれしい。伝統が続くかどうかは私たち次第。熊高生であることを誇りに胸を張って前に進み続けたい」と力強く宣言した。
同校卒業生で歌手の坂本冬美さんは動画メッセージで「今も校歌をはっきりと覚えている」と校歌の独唱を披露した。
■姉妹校の調印式も
記念セレモニーでは、広島県立熊野高校との姉妹校提携の調印式があった。2014年に広島で豪雨による大規模な土砂災害があった際、義援金を送ったのがきっかけで交流が始まった。
広島熊野高校のある熊野町は、江戸時代から筆の製造で栄えた町。広島からは書道作品、熊野高校からはサポーターズリーダー部作成のAED(自動体外式除細動器)シートを記念に贈り合った。
式典には来賓として仁坂吉伸知事や上富田町長代理で宮内一裕町教育長、田辺・西牟婁選出の県議、周辺市町の首長らが出席した。式典はインターネットで発信し、1年生も学校で視聴した。
熊野高校は1923年3月に西牟婁農業学校として創立し、48年の学制改革で熊野高校となった。卒業生は約2万人超。現在は総合学科、看護科、専攻科で約600人が学んでいる。
同窓会や教職員、生徒らでつくる実行委員会が主催。同校出身で、元上富田町長の小出隆道実行委員長が「絆を基本に発展していきたい」とあいさつした。
左近晴久校長は「100周年は一通過点でなく、150年、200年へとつなぐ一歩にしなければならない」と式辞。生徒代表の総合学科3年、能城裕生君は「熊高100年のドラマに加われてうれしい。伝統が続くかどうかは私たち次第。熊高生であることを誇りに胸を張って前に進み続けたい」と力強く宣言した。
同校卒業生で歌手の坂本冬美さんは動画メッセージで「今も校歌をはっきりと覚えている」と校歌の独唱を披露した。
■姉妹校の調印式も
記念セレモニーでは、広島県立熊野高校との姉妹校提携の調印式があった。2014年に広島で豪雨による大規模な土砂災害があった際、義援金を送ったのがきっかけで交流が始まった。
広島熊野高校のある熊野町は、江戸時代から筆の製造で栄えた町。広島からは書道作品、熊野高校からはサポーターズリーダー部作成のAED(自動体外式除細動器)シートを記念に贈り合った。
式典には来賓として仁坂吉伸知事や上富田町長代理で宮内一裕町教育長、田辺・西牟婁選出の県議、周辺市町の首長らが出席した。式典はインターネットで発信し、1年生も学校で視聴した。
熊野高校は1923年3月に西牟婁農業学校として創立し、48年の学制改革で熊野高校となった。卒業生は約2万人超。現在は総合学科、看護科、専攻科で約600人が学んでいる。