徒歩での日本一周もうすぐ達成 大阪の井上さん
徒歩で日本一周に挑戦している堺市の井上春道さん(78)が25日、和歌山県田辺市を通過した。約18年前から各地をいくつかに分けて歩いている。途中5年ほど空白期間があったが、今回の旅でほぼ達成するという。
井上さんが日本一周を始めたのは仕事を退職した60歳ごろ。広島県出身で、両親の三回忌の際、広島まで徒歩で行ったのが始まり。「思ったよりも歩けるもんなんだな」と感じたという。その翌年も日本海側を通り、広島まで歩いた。
その後、四国や九州、沖縄など各地へ数回に分けて訪れたといい、北海道は3度に分けて歩いて制覇した。今回は10月1日に浜松市を出発し、22日に県内に入った。
長年各地を歩き、さまざまな景色を見た。多くの人との出会いもあった。
特に印象に残っているのは東日本大震災の被災地。出会った80歳の住民男性から「自分が生きている間に、街の形をつくっていきたい」という熱い思いを聞いた。一方で「娘からは『そのために借金はしないで』と言われている」と打ち明けられたという。「両方の気持ちが分かる」と話した。
雨の影響で通行止めになっていたり、災害の影響で歩けていなかったりする地域には、今後訪れる予定だという。
井上さんは「一歩一歩、一秒一秒の積み重ねで今日まできた。人生は長いように感じるが、過ぎてみれば短い。面白い」と笑顔を見せた。1週間で自宅に戻る予定だ。
井上さんが日本一周を始めたのは仕事を退職した60歳ごろ。広島県出身で、両親の三回忌の際、広島まで徒歩で行ったのが始まり。「思ったよりも歩けるもんなんだな」と感じたという。その翌年も日本海側を通り、広島まで歩いた。
その後、四国や九州、沖縄など各地へ数回に分けて訪れたといい、北海道は3度に分けて歩いて制覇した。今回は10月1日に浜松市を出発し、22日に県内に入った。
長年各地を歩き、さまざまな景色を見た。多くの人との出会いもあった。
特に印象に残っているのは東日本大震災の被災地。出会った80歳の住民男性から「自分が生きている間に、街の形をつくっていきたい」という熱い思いを聞いた。一方で「娘からは『そのために借金はしないで』と言われている」と打ち明けられたという。「両方の気持ちが分かる」と話した。
雨の影響で通行止めになっていたり、災害の影響で歩けていなかったりする地域には、今後訪れる予定だという。
井上さんは「一歩一歩、一秒一秒の積み重ねで今日まできた。人生は長いように感じるが、過ぎてみれば短い。面白い」と笑顔を見せた。1週間で自宅に戻る予定だ。