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玄峰老師の命日で法要 田辺市本宮町

石碑の前で手を合わせる参列者(3日、和歌山県田辺市本宮町湯峯で)
石碑の前で手を合わせる参列者(3日、和歌山県田辺市本宮町湯峯で)
 和歌山県田辺市本宮町出身の高僧・山本玄峰(やまもと・げんぽう=1866~1961)の命日の3日、地元住民らでつくる「玄峰老師頌徳(しょうとく)会」が、本宮町湯峯にある石碑「玄峰塔」の前で法要(毎歳忌)を営んだ。

 本宮町切畑にある瑞雲寺の九鬼聖城住職(64)らが読経する中、約20人が焼香して手を合わせた。玄峰塔には、老師が好きだったという新宮市の酒蔵の日本酒を供えた。法要後は、本宮町渡瀬にある老師の墓にも参った。

 昨年、一昨年は新型コロナウイルスの影響で、役員のみで営んでいた。会長の久保隆一さん(74)=本宮町請川=は「たくさんの方に来てもらえてうれしい」と話した。

 玄峰老師は、1945年の「玉音放送」にある「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」という文言を進言したほか、象徴天皇制を発案したことでも知られている。

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