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熊楠の生き方に学ぼう 探求者3人がトークライブ開催へ

大神慶子さんが商品開発、パッケージデザインを担当した「南方熊楠っまんじゅう」
大神慶子さんが商品開発、パッケージデザインを担当した「南方熊楠っまんじゅう」
南方熊楠
南方熊楠
 世界的な博物学者、南方熊楠の生き方に学ぶトークライブ「これからの時代をどう生きる?~熊楠の生き方から探る」(南紀みらい主催)が3月19日午後2時~3時半、JR紀伊田辺駅前の「田辺エンプラス」(和歌山県田辺市湊)である。参加は無料。定員先着30人。

 登壇者は田辺市内の和菓子店で販売している「南方熊楠っまんじゅう」の商品開発とパッケージデザインを担当したデザイナーの大神慶子さん(山口県)、そのパッケージデザインの参考文献の著者で慶応大学生の増井真那さん(東京都)、南方熊楠顕彰館学術研究員の土永知子さん(田辺市)。独自の世界を探求する3人が仕事や研究について話す。

 増井さんは5歳で変形菌(粘菌)に興味を持ち、7歳から研究を始め、17歳で国際学術誌に論文が初掲載された。「世界は変形菌でいっぱいだ」(朝日出版)などの著書がある。土永さんは日本変形菌研究会会員。1987年から南方邸の高等植物標本の整理をしている。本紙で「植物ツーショット」を連載中。

 大神さんは「これからは、誰でもできる仕事は人工知能(AI)に取って代わられる可能性がある。そんな時代を生き抜くには、自分で興味のあることはとことん調べ、考え、行動する力が必要。それが仕事になれば、人生は本当に楽しい気がする」とコメントし、来場を呼び掛けている。

 申し込み、問い合わせは南紀みらい(0739・25・8230)へ。

■「粘菌講座」や物品販売 関連イベント

 トークライブ終了後、南方熊楠顕彰館(田辺市中屋敷町)で、増井さんによる「粘菌講座」がある。午後4時15分ごろからの予定。

 翌20日には、大神さんがデザインした菓子などを販売するオンラインショップ「物語の多い品物店」が、扇ケ浜カッパークで開催される朝市「弁慶市」に出店する。午前8時から。

 また、田辺エンプラス1階のショップで、登壇者や熊楠に関連したグッズや書籍の特設売り場を設ける。田辺市新庄町の美容室「Rezzo(レッゾ)」・焼き菓子店「Fika(フィーカ)」でも大神さんのグッズ、Fikaとのコラボセットを販売する。期間はどちらも3月12~27日。

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