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商品券販売や観光キャンペーン 田辺市が新たなコロナ対策準備

和歌山県田辺市役所
和歌山県田辺市役所
 和歌山県田辺市は18日、国の交付金などを活用した新たな新型コロナウイルス感染症対策を発表した。新型コロナの影響で落ち込む地域経済の活性化を図るため、総額7億5千万円分のプレミアム付き商品券を販売するほか、県民限定の観光キャンペーンなどを実施する方針。24日開会の臨時市議会に関連事業費を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出する。


 コロナ禍が長期化する中、今後の感染状況を見ながら落ち着いた時期に速やかに事業を実施するため、補正予算を編成。真砂充敏市長は「今後も引き続き国や県と連携を密にしながら、必要な対策を迅速かつ的確に実施していきたい」と話した。

 プレミアム付き商品券は2020年度に続いての販売。購入は市民に限り、1セット2500円分を2千円で買うことができる。

 販売は限定30万セット。1人当たり10セットまでで、4月にあらかじめ購入希望者を募り、応募多数の場合は抽選する。販売は5月中旬から、使用期間は来年1月末までの予定。

 観光キャンペーンは「じもたび(地元旅)キャンペーン」の第4弾。これまでは市民限定だったが、今回は県内在住者に対象を広げる。

 市内の宿泊施設で5千円以上支出した県民を対象に、市内の登録店舗で使える5千円分の商品券を配布する。配布期間、使用期間はともに5月中旬から来年1月末までの予定。

 今回の補正予算の総額は19億6246万円。ほかに、住民税非課税世帯や家計が急変した世帯に現金10万円を配る国の臨時特別給付金事業などを盛り込んでいる。

■使用期限を延長 実施中の商品券、食事券

 新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受け、田辺市は18日、実施中の「じも買い応援商品券」「じも食べ応援食事券」事業について、使用期限を3月31日まで延長すると明らかにした。

 じも買い応援商品券は市民1人当たり5千円分をすでに配布済み。じも食べ応援食事券も販売期間は終了している。いずれも使用期限は1月末までの予定だった。

 じもたびキャンペーン第3弾の商品券・食事券使用期限についても、3月31日まで延長する。

 新型コロナの影響を受けている事業者を対象にした市独自の「地域経済持続化支援金」についても、申請要件を拡充するとともに受付期間を2月28日まで延長している。

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