ほうき星と橋杭岩が共演 今年発見のレナード彗星輝く
今年観測できる中で最も明るい彗星(すいせい)という「レナード彗星」が9日未明、和歌山県串本町くじの川にある国の名勝・天然記念物「橋杭岩」と共演した。東の空では11日までが撮影や観察のチャンスとみられ、日本初の民間小型ロケット発射場ができ、宇宙とつながる「ロケットのまち」を彩っている。
国立天文台(東京都)によると、レナード彗星は今年1月に発見された。今月12日が地球最接近で、それに向けて夜明け前の東の低い空で観測されている。
最も明るくなると約4等級になるとみられるが、12日は空が明るくなる時に彗星が昇って来ることから見えづらく、11日までがチャンス。それ以降は15日ごろから太陽が沈んだ西の低い空で、年内いっぱい観察できる可能性がある。今回の接近後は二度と戻ってこないと考えられているという。
9日は午前4時すぎから橋杭岩の前で撮影を始め、望遠レンズを使い、焦点距離約100ミリ、露光時間5秒の固定撮影で、尾を引いたレナード彗星の姿を捉えることができた。
国立天文台は「裸眼で見るのは難しいので、彗星の場所を確認しながら双眼鏡などを使って観察してほしい」と話している。
レナード彗星の位置確認は、国立天文台のホームページにある「今日のほしぞら」が参考にできる。
国立天文台(東京都)によると、レナード彗星は今年1月に発見された。今月12日が地球最接近で、それに向けて夜明け前の東の低い空で観測されている。
最も明るくなると約4等級になるとみられるが、12日は空が明るくなる時に彗星が昇って来ることから見えづらく、11日までがチャンス。それ以降は15日ごろから太陽が沈んだ西の低い空で、年内いっぱい観察できる可能性がある。今回の接近後は二度と戻ってこないと考えられているという。
9日は午前4時すぎから橋杭岩の前で撮影を始め、望遠レンズを使い、焦点距離約100ミリ、露光時間5秒の固定撮影で、尾を引いたレナード彗星の姿を捉えることができた。
国立天文台は「裸眼で見るのは難しいので、彗星の場所を確認しながら双眼鏡などを使って観察してほしい」と話している。
レナード彗星の位置確認は、国立天文台のホームページにある「今日のほしぞら」が参考にできる。