ジャバラ収穫始まる 北山村、今年は100トン見込み
和歌山県北山村で4日から、村特産のかんきつ類「ジャバラ」の収穫が始まった。今年は約100トンの収穫を見込んでおり、作業は12月半ばまで続く。
ジャバラは、村にしか自生していなかったことから「幻の果実」と呼ばれている。味は、酸っぱさの後に残るほんのりした苦味が特徴。「邪気を払う」から「邪払(じゃばら)」と名付けられたという。
村内では、村営のジャバラ事業を引き継いだ村出資の株式会社「じゃばらいず北山」と村じゃばら生産協同組合(農家33戸)が計約8ヘクタールで約5千本を栽培している。収穫量は昨年が116トン、一昨年が108トンだった。ほとんどが果汁やジュース、ポン酢などの加工品になるという。
「じゃばらいず北山」が管理する同村竹原愛須の農園では、同日午前7時半ごろから、作業員7人が、テニスボールほどの大きさで黄色く色づき始めた緑色の果実を枝からはさみで一つずつ丁寧に切って、籠に入れていた。
農園責任者の宇城公揮さん(45)は「今年のジャバラは例年に比べてやや小ぶりだが、実がきれい。収穫量は例年よりやや少ないと予想している」と話した。
この日は同村下尾井、道の駅おくとろ敷地内にある邪払神社で、豊作を願う「じゃばら収穫祈願祭」が営まれた。
ジャバラは、村にしか自生していなかったことから「幻の果実」と呼ばれている。味は、酸っぱさの後に残るほんのりした苦味が特徴。「邪気を払う」から「邪払(じゃばら)」と名付けられたという。
村内では、村営のジャバラ事業を引き継いだ村出資の株式会社「じゃばらいず北山」と村じゃばら生産協同組合(農家33戸)が計約8ヘクタールで約5千本を栽培している。収穫量は昨年が116トン、一昨年が108トンだった。ほとんどが果汁やジュース、ポン酢などの加工品になるという。
「じゃばらいず北山」が管理する同村竹原愛須の農園では、同日午前7時半ごろから、作業員7人が、テニスボールほどの大きさで黄色く色づき始めた緑色の果実を枝からはさみで一つずつ丁寧に切って、籠に入れていた。
農園責任者の宇城公揮さん(45)は「今年のジャバラは例年に比べてやや小ぶりだが、実がきれい。収穫量は例年よりやや少ないと予想している」と話した。
この日は同村下尾井、道の駅おくとろ敷地内にある邪払神社で、豊作を願う「じゃばら収穫祈願祭」が営まれた。