ベトナム人の自立を支援 現地手作り品を展示販売
和歌山県田辺市龍神村福井の木工館「ジー・ワークス」は31日まで「本当に大切なものとは―ベトナムから見えた景色―」展を開いている。ベトナムで現地の人たちの自立支援をしている竹中麻衣子さん(湯浅町)が、活動内容の紹介と、現地の人たちが作った風呂敷や洋服、バッグなどの手作りの品を展示販売している。
ジー・ワークスが作家の作品などを月替わりで紹介する「マイステージ」の取り組み。
竹中さんは国際的な活動や発展途上国に関心を寄せ、高校卒業後に米国へ留学。その時に出会ったベトナム人女性から孤児支援の組織や取り組み、現地の貧困問題などを聞き、自分の目で状況を見て子どもたちの話を聞いてみようとベトナムを訪れた。
現地で調査をしたり支援グループで活動したりする中で、持っていない物を与える支援では問題は解決しないと考えるようになり、布の切れ端から風呂敷を作って売る「風呂敷プロジェクト」を立ち上げた。2008年からは刺しゅうの商品も取り入れるなど活動の幅を広げ、貧困下で暮らす子どもや人々のための自立支援に力を入れている。
展示品は、公正な取引で途上国から仕入れた商品を扱う「フェアトレード」の手作り品。例えば風呂敷なら、エイズ、貧困、虐待などに直面している人が作り、売り上げはその人たちの生活の支えになるという。
竹中さんは「この展示が、貧富の差がある世の中をつくった原因に気付き、本当に大切なものとは何かを考えるきっかけになれば」と話している。
ジー・ワークスの営業時間は午前10時~午後5時。水曜定休。問い合わせはジー・ワークス(0739・77・0785)へ。
ジー・ワークスが作家の作品などを月替わりで紹介する「マイステージ」の取り組み。
竹中さんは国際的な活動や発展途上国に関心を寄せ、高校卒業後に米国へ留学。その時に出会ったベトナム人女性から孤児支援の組織や取り組み、現地の貧困問題などを聞き、自分の目で状況を見て子どもたちの話を聞いてみようとベトナムを訪れた。
現地で調査をしたり支援グループで活動したりする中で、持っていない物を与える支援では問題は解決しないと考えるようになり、布の切れ端から風呂敷を作って売る「風呂敷プロジェクト」を立ち上げた。2008年からは刺しゅうの商品も取り入れるなど活動の幅を広げ、貧困下で暮らす子どもや人々のための自立支援に力を入れている。
展示品は、公正な取引で途上国から仕入れた商品を扱う「フェアトレード」の手作り品。例えば風呂敷なら、エイズ、貧困、虐待などに直面している人が作り、売り上げはその人たちの生活の支えになるという。
竹中さんは「この展示が、貧富の差がある世の中をつくった原因に気付き、本当に大切なものとは何かを考えるきっかけになれば」と話している。
ジー・ワークスの営業時間は午前10時~午後5時。水曜定休。問い合わせはジー・ワークス(0739・77・0785)へ。