和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

伸び伸び描いた力作並ぶ ふるさと絵画展で特選64点

応募作品を並べ、入賞作品を選ぶ審査員(和歌山県田辺市秋津町で)
応募作品を並べ、入賞作品を選ぶ審査員(和歌山県田辺市秋津町で)
 第29回子どもふるさと絵画展(天神崎の自然を大切にする会、紀伊民報主催)の審査が26日、和歌山県田辺市秋津町の紀伊民報本社であった。応募があった園児と小中学生の作品678点(うちポスター51点)から、絵画の部で特選64点、準特選128点、ポスターの部で国立公園賞5点を選んだ。

 絵画展は、絵を描くことを通し、子どもたちにふるさとの自然や文化を大切にする心を育んでほしいと開いている。昨年度の応募数は過去最多の952点だった。本年度は新型コロナウイルスの感染状況を考えて、募集数を減らした。地域の寺社や船などを題材にした力作が集まった。

 審査は田辺・西牟婁の元美術教員らが務めた。審査後の意見会では、審査員から「精選された作品が集い、題材をよく見て描けていた」「コロナ禍の影響を心配していたが、子どもらしく伸び伸びと描いた作品が多かった」などの講評があった。



 応募作品は1月30、31日、田辺市新屋敷町の紀南文化会館1階で展示する。特選と準特選、国立公園賞の受賞者は近く、紙面で掲載する。