和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

クリスマスにちなみ鮮やか特別展 すさみのエビとカニの水族館

クリスマスのムードを演出した水槽、円内はシロボシアカモエビ(和歌山県すさみ町江住で)
クリスマスのムードを演出した水槽、円内はシロボシアカモエビ(和歌山県すさみ町江住で)
 和歌山県すさみ町江住にある「エビとカニの水族館」は、クリスマスにちなむ特別展を始めた。60センチ四方の水槽内に3種のシャンパングラス10個で3段タワーを設置。併せてクラゲや色鮮やかな体色のエビを入れ、雰囲気を演出している。25日まで。

 真っ赤な体に白い斑点があるのは体長約5センチの「シロボシアカモエビ」。脚先が白く、ホワイトソックスの名で流通している。もう一種のエビは紅白の縦じまがある「アカシマシラヒゲエビ」。大型魚類の皮膚や口の寄生虫を食べるクリーナーシュリンプとして知られている。水槽には、それぞれ5匹ずつ入れている。

 クラゲは、一般的な種と違って遊泳せずに底砂などにへばりつく「サカサクラゲ」。水槽内には10匹ほど入れている。かさと口腕の形が雪の結晶に見えることから、特別展に〝採用〟することにした。

 企画した飼育スタッフの井池凜乃輔さん(24)は「新型コロナウイルスの影響でいろんなイベントがなくなった中で、クリスマスを迎える。特別展を通じ、少しでも明るい気持ちになってもらえるといい」と話している。