茶席の生け花に珍重 仏手柑の収穫始まる
ユニークな形のかんきつ「仏手柑」の収穫が、和歌山県田辺市内で始まった。正月用の飾りとして各地に出荷される。今月中頃まで続く。
インド原産で、楕円(だえん)形の黄色い実の先がいくつにも分かれ、それが仏の手に見立てて名付けられたとされる。主に観賞用で、茶席の生け花などにも重宝される。砂糖漬けや乾燥させて食べる地域もあるという。
田辺市内では上秋津や万呂地域の農家5戸が、JA紀南を通じて京阪神や名古屋、関東などの市場に出荷している。地元の農産物直売所に持ち込む農家もある。
上秋津の泉孝志さん(57)は自宅裏手にある畑で30本ほどを栽培しており、今季は11月27日から収穫を始めた。市場出荷だけでなく、直接販売もする。千個ほどの収穫を見込んでいる。
農家らによると、今季は台風の影響がなく、作柄は平年並み。泉さんは「仏手柑は形がそれぞれ違うのが魅力。新型コロナの影響で売れ行きが心配されるが、観賞を楽しんでもらえればと思う」と話している。
インド原産で、楕円(だえん)形の黄色い実の先がいくつにも分かれ、それが仏の手に見立てて名付けられたとされる。主に観賞用で、茶席の生け花などにも重宝される。砂糖漬けや乾燥させて食べる地域もあるという。
田辺市内では上秋津や万呂地域の農家5戸が、JA紀南を通じて京阪神や名古屋、関東などの市場に出荷している。地元の農産物直売所に持ち込む農家もある。
上秋津の泉孝志さん(57)は自宅裏手にある畑で30本ほどを栽培しており、今季は11月27日から収穫を始めた。市場出荷だけでなく、直接販売もする。千個ほどの収穫を見込んでいる。
農家らによると、今季は台風の影響がなく、作柄は平年並み。泉さんは「仏手柑は形がそれぞれ違うのが魅力。新型コロナの影響で売れ行きが心配されるが、観賞を楽しんでもらえればと思う」と話している。