広島の同名校と姉妹に 熊野高が創立100周年で計画
熊野高校(和歌山県上富田町朝来)が2022年に創立100周年を迎える。同窓会などが創立百周年記念事業実行委員会を設立、同年秋に記念式典を開く予定。広島県立熊野高校との姉妹校提携を目玉に、さまざまなイベントを計画したいという。
姉妹校提携は、同名であることに加え、所在地が広島県熊野町で熊野神社もあり、熊野と縁が深いことから、今後、交流して共に発展していければと計画している。姉妹校提携は全国的に、海外の学校とはあるが、国内同士は珍しいという。
熊野町は、伝統工芸品「熊野筆」で知られる筆の日本一の生産地。高校は文化や芸術教育にも力を入れており、広島としての土地柄、平和学習にも取り組んでいるという。実行委は「文化交流ができれば」と話しており、2年前に生徒会が広島豪雨災害への義援金を贈った礼として、このほど、「感謝」などと書いた掛け軸と熊野筆をプレゼントされた。
式典では姉妹校提携以外に、両校のよく知られた卒業生にビデオメッセージをもらうなどの行事も計画したいという。式典とは別に野球の交流試合も計画している。
実行委は10月に同窓会のほか、PTAや学校、熊野高を応援する「熊高教育協議会」で設立。委員長に1964年卒業で前上富田町長の小出隆道さんを選んだ。副委員長は同窓会の寺前裕章会長、入澤和彦校長、PTAの北原信行会長、教育協議会の上羽寛会長。総務調整振興部(谷貞見委員長)、財務活動推進部(木本眞次委員長)、記念誌等作成部(北條大州委員長)の3部会で構成しており、それぞれ活動を始めている。
熊野高は、1923(大正12)年3月に西牟婁農学校として開校。3年後に熊野林業学校、46(昭和21)年に熊野農林学校に改称され、48(昭和23)年の学制改革で熊野高校として再スタートした。これまでに2万714人が卒業している。
同窓会の寺前会長は「同じ名前の高校が交流することで将来に向けて発展できるよう、100周年が良いきっかけになればと思う」と話している。
■21日に定期総会
同窓会は21日午前10時から、熊野高で定期総会を開く。創立100周年について説明するほか、同校の外国語指導助手、ブライアン・ダンジガーさんと町の外国語指導助手、トーマス・フィリピンさんが「世界から見た口熊野」をテーマに講演する。
姉妹校提携は、同名であることに加え、所在地が広島県熊野町で熊野神社もあり、熊野と縁が深いことから、今後、交流して共に発展していければと計画している。姉妹校提携は全国的に、海外の学校とはあるが、国内同士は珍しいという。
熊野町は、伝統工芸品「熊野筆」で知られる筆の日本一の生産地。高校は文化や芸術教育にも力を入れており、広島としての土地柄、平和学習にも取り組んでいるという。実行委は「文化交流ができれば」と話しており、2年前に生徒会が広島豪雨災害への義援金を贈った礼として、このほど、「感謝」などと書いた掛け軸と熊野筆をプレゼントされた。
式典では姉妹校提携以外に、両校のよく知られた卒業生にビデオメッセージをもらうなどの行事も計画したいという。式典とは別に野球の交流試合も計画している。
実行委は10月に同窓会のほか、PTAや学校、熊野高を応援する「熊高教育協議会」で設立。委員長に1964年卒業で前上富田町長の小出隆道さんを選んだ。副委員長は同窓会の寺前裕章会長、入澤和彦校長、PTAの北原信行会長、教育協議会の上羽寛会長。総務調整振興部(谷貞見委員長)、財務活動推進部(木本眞次委員長)、記念誌等作成部(北條大州委員長)の3部会で構成しており、それぞれ活動を始めている。
熊野高は、1923(大正12)年3月に西牟婁農学校として開校。3年後に熊野林業学校、46(昭和21)年に熊野農林学校に改称され、48(昭和23)年の学制改革で熊野高校として再スタートした。これまでに2万714人が卒業している。
同窓会の寺前会長は「同じ名前の高校が交流することで将来に向けて発展できるよう、100周年が良いきっかけになればと思う」と話している。
■21日に定期総会
同窓会は21日午前10時から、熊野高で定期総会を開く。創立100周年について説明するほか、同校の外国語指導助手、ブライアン・ダンジガーさんと町の外国語指導助手、トーマス・フィリピンさんが「世界から見た口熊野」をテーマに講演する。