和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

参道にアサマリンドウ群生 みなべの清川天宝神社

清川天宝神社の参道を彩るアサマリンドウの花(27日、和歌山県みなべ町清川で)
清川天宝神社の参道を彩るアサマリンドウの花(27日、和歌山県みなべ町清川で)
 和歌山県みなべ町清川の清川天宝神社でアサマリンドウの花が見頃を迎えている。スギやヒノキの木漏れ日の下、薄紫色の花が清楚(せいそ)に咲いている。

 参道の両側に咲いており、町指定文化財にもなっている。神社に立つ説明板によると、神社は1517年に龍神山城入道が高野天宝神社より勧請したといわれ、創建以来約500年間、境内の樹木におのを入れることがなかったため、リンドウの生育に適した気温や湿度が保たれ、地域の人の保護で貴重な群生地になったという。

 近くの清川公民館によると、今年は例年より1週間くらい花が咲くのが早く、11月上旬ごろまで見ることができるのではないかという。