和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月28日(土)

田んぼで泥んこ運動会 御坊日高の体験イベント始まる

泥んこ遊びをする参加者(13日、和歌山県美浜町三尾で)
泥んこ遊びをする参加者(13日、和歌山県美浜町三尾で)
 和歌山県の御坊・日高の1市6町を舞台にした体験交流型イベント「御坊日高博覧会」=通称・御博(おんぱく)=が12日に開幕した。それぞれの主催者が企画したさまざまな体験型プログラムが催され、参加者たちが楽しんでいる。

 御博は、有志でつくる実行委員会が地域を盛り上げて面白いことをしようと毎年取り組んでいる。管内から体験型プログラムの主催者を募って取りまとめ、各プログラムの参加者を募っている。今年は野外活動や調理、芸術など37のプログラムがある。

 美浜町三尾の休耕田では13日、野外イベント「田んぼで遊ぼう!泥んこ運動会」が開かれた。御坊市や日高川町、和歌山市、県外から約30人が参加。園児から大人までが楽しんだ。

 美浜町で田舎暮らしを体験している東京大学3年の岩永淳志さん、御坊市でサッカー教室を運営する坂本寿里也さんが、新型コロナウイルス感染拡大の状況下、自然の中で体を動かすことでリフレッシュしてもらおうと企画。ビーチフラッグ、ポートボール、手押し相撲などを催した。

 参加者は全身泥まみれになりながら、ボールを追ったり相撲をしたりし、歓声を上げた。子どもたちの楽しげな様子に保護者もカメラを向け目を細めた。

 御博の開催期間は27日まで。各種プログラムの詳細は、御博のホームページで紹介している。