和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月16日(土)

釣ったマダイそのまま刺し身に 釣り餌店が釣り堀コーナー

店内に設けた釣り堀コーナー(和歌山県みなべ町堺で)
店内に設けた釣り堀コーナー(和歌山県みなべ町堺で)
釣太郎地図
釣太郎地図
 和歌山県みなべ町堺677の釣餌店「釣太郎 みなべ店」は、店内に釣り堀コーナーを設けた。釣ったマダイ(養殖)を、店員がさばいて刺し身にして店舗隣にある建物内のカウンターに座って食べることもできる。夏休み中の家族連れらが利用して好評という。


 クーラーが効いた店内で子どもにも気軽に釣りを楽しんでもらおうと、約3トンの海水を入れた、いけす(縦3メートル、横1・9メートル)を造った。

 いけすの中には、体長40センチ前後のマダイ約60匹を放っている。貸し出し用のさおを使い、練り餌を針につけて釣る。

 6分間釣り放題で料金は1グループ4500円(税込み)。1匹は持ち帰ることができるが、2匹目以降の持ち帰りは1匹につき3千円が必要。持ち帰り用の発泡スチロールも付く。これまでの利用状況をみると、6分間で約10匹を釣る人が多いという。

 釣り堀ができる時間は午前10時~11時と午後1時~5時。期間は8月30日までとしていたが、好評につき秋まで伸ばす予定。釣り堀はユーチューブでも紹介中。

 釣太郎の湯川由弘社長(55)によると、磯や堤防での釣りもいいが、海の魚を知って釣りを体験してもらいたいと釣り堀コーナーを設置したという。

 湯川社長は「魚をさばくところも見ることができ、食育を兼ねた釣り堀にしている。家族で利用すれば、だんらんにもなる」と話している。

 8月末まで「紀伊民報で釣太郎の釣り堀の記事を見た」と申告すれば、釣ったマダイの2匹目は無料にするという。先着10人のみ。

 予約を受け付けているが、飛び入りもできる。問い合わせは釣太郎(0739・72・2110)へ。