和歌山県田辺市の中辺路町商工会（出水豊数会長）が、コロナ禍の中で頑張っている地元の店を地域の人たちに応援してもらいたいと「中辺路のお店応援キャンペーン」を１７日から始める。町内の１７事業所が参加し、それぞれ「２００円割引」といったクーポン券を用意。多くの利用を呼び掛けている。

　商工会が企画した取り組みで、費用の一部を負担するなどして実施。飲食店やガソリンスタンド、宿泊施設などが参加しており「ランチご注文で１ドリンクサービス」「１０００円以上のお買い上げで２００円割引」「宿泊料金よりおひとり様当たり１０００円割引」といったクーポン券を作った。

　クーポン券をまとめたチラシを１人１枚、千枚限定で配布。同市が１７日から始めるプレミアム率３０％の「地域活性化商品券」の販売に合わせ、町商工会が中辺路行政局内に設ける商品券販売窓口（平日午前９時～午後４時）で購入者に手渡しする。配布は９月３０日まで。クーポンの有効期間は８月１７日～１０月３１日。

　商工会の堀泰典・経営指導員（５８）は「コロナ禍で打撃を受けている地域経済を少しでも活性化させるために何かできないかと考えた。地域活性化商品券とともにぜひクーポン券を活用し、地元のお店を応援していただけたらうれしい」と呼び掛けている。

　問い合わせは町商工会（０７３９・６４・１００２）へ。