古民家にまつわる民話がアニメに 串本の稲村亭、年内完成予定
和歌山県串本町串本に残る古民家「稲村亭(とうそんてい)」にまつわる民話を題材にしたアニメを、全国の海に関する民話をアニメ化している「海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会」が制作することになった。実行委の認定委員長を務めるアニメーション監督の沼田心之介さんが21日、田嶋勝正町長に「海ノ民話のまち」の認定証を手渡した。
同プロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施。海と深く関わりを持つ日本という国を子どもたちに語り継ぐことを目的に、各地に残された海にまつわる民話を発掘し、アニメ化している。
築146年の稲村亭(旧神田家別邸)は、稲村海岸に流れ着いた杉の巨木を使って建築された民家。巨木は村人が、大飢饉(ききん)の際に食料を分け与えてくれた神田家に対し、恩返しとして贈ったと伝わっている。アニメは年内に完成する予定で、上映会やフィールドワークなどを計画しているという。
同町串本の町役場を訪れた沼田さんは「串本は海と関わりが強く、民話がたくさん残っている」と述べ、稲村亭は現存しており、子どもが学習の場として活用できることなども認定したポイントになったと説明した。
田嶋町長は「串本は漁業をなりわいにして発展してきた町。民話を映像化してもらうことで、多くの人に串本の魅力を感じてもらえればと思う」と喜んだ。
同プロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施。海と深く関わりを持つ日本という国を子どもたちに語り継ぐことを目的に、各地に残された海にまつわる民話を発掘し、アニメ化している。
築146年の稲村亭(旧神田家別邸)は、稲村海岸に流れ着いた杉の巨木を使って建築された民家。巨木は村人が、大飢饉(ききん)の際に食料を分け与えてくれた神田家に対し、恩返しとして贈ったと伝わっている。アニメは年内に完成する予定で、上映会やフィールドワークなどを計画しているという。
同町串本の町役場を訪れた沼田さんは「串本は海と関わりが強く、民話がたくさん残っている」と述べ、稲村亭は現存しており、子どもが学習の場として活用できることなども認定したポイントになったと説明した。
田嶋町長は「串本は漁業をなりわいにして発展してきた町。民話を映像化してもらうことで、多くの人に串本の魅力を感じてもらえればと思う」と喜んだ。