和本の挿絵に彩色 「古の田辺・熊野古道の風景」/あおい書店が作成
田辺市湊のあおい書店(多屋朋三代表)が、江戸時代に盛んだった「図会(版本類)」の挿絵にパソコンで彩色した小冊子「古(いにしえ)の田辺・熊野古道の風景」(縦約20センチ、横約27センチ)を作成した。熊野歴史懇話会(橋本観吉会長)の企画。同書店で販売中。1300円(税込み)。
「熊野名勝図画」「西国三十三所名所図会」「木国名勝詩誌」「紀伊国名所図会 熊野篇」など、江戸から昭和の時代にかけて刊行され、大勢に愛読されたという書物の挿絵に色をつけた。原図は白紙に墨で描かれた白描画だが、往年の面影をよく残しているという。
絵は「芳養村」「田辺城下」「奇絶峡」「観潮嶺(しおみとうげ)」「湯の峰東光寺境内」「熊野本宮」「紀州龍神温泉」など43枚を収録しており、現在の田辺市内を対象としている。
解説は白浜町瀬戸出身で、福山大学名誉教授の久保卓哉さん。多屋代表(75)は「挿絵集を通じ、いにしえの田辺地方の趣を感じ取ってもらえたら」と話している。
「熊野名勝図画」「西国三十三所名所図会」「木国名勝詩誌」「紀伊国名所図会 熊野篇」など、江戸から昭和の時代にかけて刊行され、大勢に愛読されたという書物の挿絵に色をつけた。原図は白紙に墨で描かれた白描画だが、往年の面影をよく残しているという。
絵は「芳養村」「田辺城下」「奇絶峡」「観潮嶺(しおみとうげ)」「湯の峰東光寺境内」「熊野本宮」「紀州龍神温泉」など43枚を収録しており、現在の田辺市内を対象としている。
解説は白浜町瀬戸出身で、福山大学名誉教授の久保卓哉さん。多屋代表(75)は「挿絵集を通じ、いにしえの田辺地方の趣を感じ取ってもらえたら」と話している。