和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

マスクの備蓄10万枚追加 避難所の感染症対策でみなべ町

みなべ町役場玄関付近に設置されたマスク寄付箱(10日、みなべ町芝で)
みなべ町役場玄関付近に設置されたマスク寄付箱(10日、みなべ町芝で)
 みなべ町は、災害時の避難所での感染症対策として、マスク10万枚を備蓄に追加する。9日の町議会臨時会で、購入費を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案が可決された。

 町によると、現在の備蓄数は1万2500枚。大規模災害の避難者数7千人の2週間分を想定した9万8千枚に2千枚を追加して10万枚とし、300万円の予算を計上した。

マスク寄付箱を設置

 臨時会で真造賢二議員(無)が、マスクは地域でも購入できるようになり、手作りのマスクを使う人がいたり、国からの配布があったりで、余っているという声があるとし、町で未使用のマスクの寄付箱を設置する考えはないかと質問した。

 小谷芳正町長は「早急に設置する。ご厚意を頂き、福祉関係で使える部分があれば使いたい」と答弁。町は10日、町役場玄関付近や各公民館に寄付箱を設置した。未使用、未開封品の寄付を受け付けている。