新宮市は５日、避難所での新型コロナウイルス感染拡大防止対策などを盛り込んだ一般会計補正予算案を、９日開会の市議会６月定例会に提案すると発表した。

　補正予算案に盛り込んだ宿泊避難支援事業は、ホテル・旅館が避難目的で宿泊した市民の宿泊料金を割引した場合、１人１泊につき２千円を上限に、施設に対して補助する内容。延べ５２０人分の事業費として１０４万円を計上した。

　田岡実千年市長は「これから出水期を迎えて避難が必要な場面が出てくるが、この事業で避難所の密を防ぎたい」と延べた。

　このほか、新型コロナウイルス対策として、学校や公共施設、避難所などで使う消毒液や空気清浄機などを購入するための費用（２０３０万１千円）なども盛り込んだ。