和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

GWおうちで過ごそう(1) 家族でワイワイと

約380種類のボードゲームを取りそろえる「キノスの樹」(白浜町で)
約380種類のボードゲームを取りそろえる「キノスの樹」(白浜町で)
GWおうちで過ごそう(1) 
GWおうちで過ごそう(1) 
ボードゲーム


 ゴールデンウイーク(GW)は家族でワイワイ楽しめるボードゲームに挑戦してはいかがだろう。おなじみの「人生ゲーム」のようなものだけではなく、幅広くて奥が深い。白浜町の銀砂通りにある県内で数少ない専門店「キノスの樹」の宇井直樹店主(34)に、お薦めのボードゲームを聞いた。

 まずは手軽なものから。「ナンジャモンジャ」(1430円)は、カードのキャラクターに名前を付けて覚える記憶ゲーム。山札をめくって出たキャラの名前をいち早く叫んで、正解すればカードを獲得できる。名付け親は有利だ。面白い名前を付けよう。

 「海底探検」(2420円)は、ダイバー(プレーヤー)が海底に眠る財宝を潜水艦まで持ち帰るゲーム。財宝の量は多いほどいいが、欲張れば酸素がなくなり潜水艦に戻れなくなる。リスク管理能力が問われる。

 必要なのは演技力だけという「ベストアクト」(2200円)は、女性に人気のパーティーゲーム。例えばお題が「はあ」と出れば、いろんなニュアンスの「はあ」を声と表情で表現して答えを当てる。

 9枚のタイルをめくったり入れ替えたりして、お題の模様と同じになるよう素早く並べる「ナインタイル」(2420円)は、幼い子どもでも楽しめる。

 「ヒューゴ」(3200円)は、回廊でお化けと鬼ごっこをするゲーム。さいころの目にお化けがあり、プレーヤーを追い掛ける。8人まで参加できて、お化けの恐怖に場は大いに盛り上がるだろう。
■時代を反映したゲーム


 今の世の中を反映したゲームといえば「パンデミック」(4320円)。プレーヤーが協力して病原体のワクチンを発見するという協力型ゲーム。世界中に拡散するウイルスを食い止めることができるか。

 ゲーム中は会話禁止の「マジックメイズ」(4370円)も協力型ゲーム。冒険者がそれぞれ目当ての武器を手に入れて時間内にショッピングモールを脱出する。マスク着用でやってみよう。

 ファンタジーの世界を冒険する「エルフェンランド」(3800円)は、外出できなくても旅行気分を味わえる。さまざまな移動手段を使っていかに効率よく町を回ることができるか。計画性が問われるのは本物の旅行と同じだ。
■地域に広めたい


 「争いのない楽しいゲームが好き」という宇井さん。東京にあるカードゲーム関連の会社で勤務している時、友人の影響でボードゲームの魅力を知り、故郷の白浜町へUターンして2018年にこの店を開業した。「保育園、学校、病院、図書館などにボードゲームを広めたい」という思いから、ボランティアで施設を訪問する活動をしている。

 「キノスの樹」は現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で営業時間を午後1時~5時に短縮。販売のみの対応で、店内での遊戯は禁止。電話対応は午後9時まで。

 問い合わせは同店(0739・33・9441)へ。


 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ゴールデンウイークは自宅で過ごしましょう。楽しい「おうち時間」を4回に分けて提案します。