和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月23日(土)

感染予防の徹底を 新型コロナで田辺市長

和歌山県田辺市役所
和歌山県田辺市役所
 和歌山県田辺市の新型コロナウイルス対策本部会議が13日にあり、真砂充敏市長が市民に感染予防の徹底を呼び掛けるメッセージを出した。

 真砂市長は「田辺保健所管内で、二次感染は発生していない。しかし、楽観できる状況でもない。今重要なのは、市内での感染を防ぐこと。市民一人一人に徹底した予防対策をお願いしたい」と強調した。

 市内では小中学校をはじめ、介護や地域経済など、さまざまな分野で影響が出ている。「国、県と連携しながら、きめ細かな対応と対策に努める。(事態が)収束に向かえば、地域の実情に応じた市独自の支援策も打ち出していく」と市民に冷静な対応を求めた。

 新型コロナの情報については「できる限り市民に知らせているが、罹患(りかん)者に関することをはじめ、濃厚接触者の特定や健康観察の要請などはすべて県の管轄で、市では県の発表以上の情報提供ができない」と説明。「ただ、県で発表していなくても、地元では必要な情報もある。市民が不安になったり、誤った情報が飛び交ったりするようなことは避けたい。県と公表の仕方も協議していく」とした。