和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

うまいもん甲子園で地元校に協力 スーパー「たかす」

神島屋の活動について語り合う(左から)鷹巣守専務取締役と榎田秋登取締役、那須正樹教諭=和歌山県田辺市文里2丁目で
神島屋の活動について語り合う(左から)鷹巣守専務取締役と榎田秋登取締役、那須正樹教諭=和歌山県田辺市文里2丁目で
 和歌山県田辺市を拠点にスーパーマーケットを展開する「たかす」(田辺市新万)は、来年度の「ご当地!絶品うまいもん甲子園」に向け、出場を予定している地元の高校に調味料の提供などの協力を名乗り出た。

 うまいもん甲子園は高校生の全国料理コンテスト。本年度から大会に協賛している、スーパーマーケットの協業組織「CGCグループ」に「たかす」が加盟している縁もあり、高校生の活動を盛り上げたいと協力を申し出た。

 13日には、CGCグループ「関西シジシー」の榎田秋登取締役と、「たかす」の鷹巣守専務取締役が神島高校(田辺市文里2丁目)を訪れた。神島高校は2014年度から出場し、その年から4年連続、近畿大会で優勝。16年度には全国で優勝している。

 課題研究「商品開発」を担当している那須正樹教諭が、地元産食材をPRする「神島屋」の活動について説明。学年を問わず自発的に参加する生徒が増えたことや、生徒が地域の大人と交流できる良い機会になっていること、うまいもん甲子園は地元特産物を大きくPRできる機会の一つであることなどを話した。

 鷹巣専務は「地元の高校で食を通した地域活性化の活動をしていることを、社内でも周知していきたい」と話し、基礎調味料の提供などで協力していきたいと伝えた。榎田取締役は「地元産の梅にこだわってメニューを考え、毎年出場しているのはすごいこと」と感嘆し、参考になればとCGCグループが発行するレシピ本を贈った。

 神島高校では4月から、うまいもん甲子園に向けて活動を開始する予定。たかすは、協力内容について、次回は生徒も交えた話し合いをしたいという。

 榎田取締役と鷹巣専務はこの日、みなべ町芝の南部高校にも出向き、同様の申し出をした。