和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

聖火リレー走者と場所決まる 東京五輪、和歌山県内の14市町

横断幕が掲げられている田辺市の聖火リレーのスタート地点(和歌山県田辺市文里2丁目で)
横断幕が掲げられている田辺市の聖火リレーのスタート地点(和歌山県田辺市文里2丁目で)
 東京2020オリンピック聖火リレー和歌山県実行委員会(会長・仁坂吉伸知事)は、4月10、11日にある県内の聖火リレーについて、県実行委が選んだ聖火ランナーがどの市町を走るかを明らかにした。14市町に設定されたコースを各市町で2~5人ずつ走り、聖火をつなぐ。

 県実行委は昨年12月、田辺市出身で1964年の東京五輪体操金メダリスト早田卓次さんや同市出身の俳優小西博之さんら聖火ランナー45人を発表した。ほかに聖火リレーのスポンサーが募集したランナーも一緒に走る。

 4月10日は午前9時に新宮市の王子ケ浜三差路付近広場を出発し、早田さんら3人が走る。その後、那智勝浦町、串本町、白浜町、田辺市、御坊市、有田市、海南市を経由して和歌山市の和歌山マリーナシティ第1駐車場まで聖火をつなぐ。

 11日は和歌山市の和歌山城西の丸広場を出発し、岩出市、紀の川市、かつらぎ町、高野町を経て橋本市の市運動公園多目的グラウンドで終了。奈良県に引き継ぐ。

 聖火は12日にギリシャのオリンピアで採火され、20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する。聖火リレーは26日に福島県を出発し、全国を回って7月24日に東京都でゴールする。和歌山県は三重県に次ぐ8番目。

 4月10日に新宮市から田辺市までの聖火リレーの場所と時間、ランナー(敬称略)は次の通り。

 〔新宮市〕午前9時、王子ケ浜三差路付近広場―新宮署前▽太田拓弥、中平史都、早田卓次

 〔那智勝浦町〕午前9時40分、大門坂入り口―飛瀧神社▽小賀柚那、西山等

 〔串本町〕午前11時55分、道の駅くしもと橋杭岩駐車場―町総合運動公園多目的グラウンド▽オズカヤ・ドゥルナ、佐久間春樹

 〔白浜町〕午後0時45分、しららはまゆう公園―町臨海駐車場前▽笹野みよ子、吉田奈美

 〔田辺市〕午後2時7分、文里芝グラウンド―紀南文化会館前▽蒲田勝、小西博之

■通過コースで交通規制

 聖火リレーに伴い、各市町は聖火ランナーが通過するコースを交通規制する。

 白浜町では4月10日正午~午後1時半ごろ、白良浜交番下交差点から町臨海駐車場前までの県道白浜温泉線を全面通行止めにする。

 田辺市は同日午後1時50分~3時、ファミリーマート田辺跡之浦店前交差点(田辺市文里1丁目)―裁判所前交差点(同市新屋敷町)の県道文里湊線を南進だけの片側通行にする。ゴール地点の紀南文化会館前は全面通行止め。

 白浜町、田辺市とも聖火ランナーが通過した箇所から規制を解除する。