和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

和歌山県立高校で入試 新型コロナ対策し実施

試験の諸注意があるまで待機する受験生(10日、和歌山県田辺市あけぼので)
試験の諸注意があるまで待機する受験生(10日、和歌山県田辺市あけぼので)
 和歌山県立高校で10日、2020年度の入学試験があった。受験生が志望校への合格を目指し、国語、社会、数学、理科、外国語(英語)の学力検査に挑んだ。会場では新型コロナウイルスの感染防止の対策をして実施した。

 田辺市あけぼの、田辺工業高校では午前9時ごろ、受験生が検査室に移動し、緊張の面持ちで試験の諸注意を聞いて問題に取り掛かった。

 同校では、前日に机やドアの取っ手を入念に消毒。検査室の数を増やして机の間隔を広くした。消毒液の設置や休憩時間に換気をして感染防止に努めた。

 全日制の29校4分校62学科・コースには募集した6158人に対し、5518人(うちスポーツ推薦は101人)が出願した。倍率は現行制度になった09年度入試以降最低の0・90倍。

 日高以南の高校の出願倍率は、田辺の普通科が1・06倍と最も高く、次に神島の普通科が1・04倍と続く。

 定時制の倍率は0・30倍。

 11日に面接や実技検査などをする学校もある。