定数や報酬で住民の声聞く会 みなべ町議会
みなべ町議会(和歌山県)は25日から、町内の各地域に出向き、議員定数や報酬について住民の声を集める会を始めた。3ブロックに分けて27日まで。議会は事前に各区長に「住民の意向をくみ取ってほしい」と要望しており、ブロックごとに区長が集まり、伝える。初日の高城・清川ブロックでは「定数は今のままでよいのではないか」「報酬は若者が議会に参加できるようにできたらよいのでは」など、さまざまな声が寄せられた。
同町議会の定数は14。今年秋には町議選があり、前年の区長の集まりの際に「定数や報酬について考えてみてはどうか」と、町議会に対して提案があったのを受けた取り組み。
町議会は新たな区長が集まった1月の第1回自治振興委員会の時に、今回の意向調査は区としての決議や結論を望むわけではなく、区内の雰囲気をくみ取ってほしいこと、意向をくみ取る場や形式は問わないことを説明。「議員全体の仕事ぶり」「定数」「報酬」について、意向や意見を記入するメモ用紙を各区長に配布していた。
高城・清川ブロックでは25日夜、同町広野の高城公民館で会があり、12人の区長のうち11人と、町議会からは下村勤議長、玉井伸幸副議長、北谷清治議員が出席した。
各区長は役員などに聞いたり、各戸を回って書いてもらったりしたといい、メモ用紙を基に「定数や報酬はそのままでよいのではないか」「報酬はやる気ある若い人が率先して出られるように上げた方がよい」「報酬を上げるとすれば定数を減らす方法もある」などの声を伝えた。
「議員一丸となって町民のことを考えてほしい」「議員は特定の地域だけでなく、町全体の課題や対応が求められる。活気あるまちづくりに取り組んでもらいたい」という要望もあった。「定数を削減したとしたら、どう影響するか分からない」という声もあったのに対し、下村議長は、減らすと委員会構成が成り立つのかという影響が一番大きいと説明した。
一方で「区全体の意見は集められない」「なぜ今こういう話になるのか」「アンケートが漠然としている」といった戸惑いや疑問の声も強かった。玉井副議長は経緯を説明するとともに、議会としても定数削減など具体的に求められたわけではなく、検討してはどうかという提案だったために、今回のような形で町民の思いをくみ上げたいと考えたと理解を求めた。
下村議長は、3日間のヒアリングをもとに、3月の町議会定例会で議会としてどう動くか方向性を出す計画だといい、ヒアリングの結果も含め、4月の自治振興委員会で報告すると説明した。
同町議会の定数は14。今年秋には町議選があり、前年の区長の集まりの際に「定数や報酬について考えてみてはどうか」と、町議会に対して提案があったのを受けた取り組み。
町議会は新たな区長が集まった1月の第1回自治振興委員会の時に、今回の意向調査は区としての決議や結論を望むわけではなく、区内の雰囲気をくみ取ってほしいこと、意向をくみ取る場や形式は問わないことを説明。「議員全体の仕事ぶり」「定数」「報酬」について、意向や意見を記入するメモ用紙を各区長に配布していた。
高城・清川ブロックでは25日夜、同町広野の高城公民館で会があり、12人の区長のうち11人と、町議会からは下村勤議長、玉井伸幸副議長、北谷清治議員が出席した。
各区長は役員などに聞いたり、各戸を回って書いてもらったりしたといい、メモ用紙を基に「定数や報酬はそのままでよいのではないか」「報酬はやる気ある若い人が率先して出られるように上げた方がよい」「報酬を上げるとすれば定数を減らす方法もある」などの声を伝えた。
「議員一丸となって町民のことを考えてほしい」「議員は特定の地域だけでなく、町全体の課題や対応が求められる。活気あるまちづくりに取り組んでもらいたい」という要望もあった。「定数を削減したとしたら、どう影響するか分からない」という声もあったのに対し、下村議長は、減らすと委員会構成が成り立つのかという影響が一番大きいと説明した。
一方で「区全体の意見は集められない」「なぜ今こういう話になるのか」「アンケートが漠然としている」といった戸惑いや疑問の声も強かった。玉井副議長は経緯を説明するとともに、議会としても定数削減など具体的に求められたわけではなく、検討してはどうかという提案だったために、今回のような形で町民の思いをくみ上げたいと考えたと理解を求めた。
下村議長は、3日間のヒアリングをもとに、3月の町議会定例会で議会としてどう動くか方向性を出す計画だといい、ヒアリングの結果も含め、4月の自治振興委員会で報告すると説明した。