和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月19日(金)

名車50台 走り抜ける 和歌山県串本で観衆魅了

沿道の観客から声援を受けながら走る、個性豊かなクラシックカー(和歌山県串本町潮岬で)
沿道の観客から声援を受けながら走る、個性豊かなクラシックカー(和歌山県串本町潮岬で)
 クラシックカーが各地の名所に立ち寄りながら東海や中部、近畿地方の約1200キロを走行する祭典「ラ フェスタ プリマベラ2025」が18~21日にあり、和歌山県串本町潮岬にも19日、往年の名車約50台が豪快なエンジン音を響かせながら次々と訪れ、観光客や見物客らを魅了した。

 祭典はイベント企画運営会社フォルツァとBSフジが、2009年から毎年開催している。今回は1930~70年代に製造されたジャガーやメルセデスベンツ、アルファロメオなどの名車が参加した。

 18日に名古屋市の熱田神宮をスタート。各地に設けられたスタンプポイントを通過しながら、三重県や和歌山県、大阪府などを経由してゴールの京都まで2府6県を走破する。

 19日の午後2時40分ごろ、串本町潮岬の潮岬観光タワー前に名車が続々と到着した。沿道では多くの人が手旗を振って歓迎したり、車の前で盛んに写真を撮ったりしていた。

 町のマスコットキャラクター「まぐトル」や、同町出身者ら4人で結成したバンド「ブラックジャック」も駆け付け、会場を盛り上げた。

 串本町出雲から来ていた山口眞子さん(72)は「今まで見たことのない車ばかりで感動した。私も乗ってみたいな」、串本町出身の新田美穂子さん(70)は「クラシックカーはすてき。走る姿に興奮した」と笑顔で語った。


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