8時間睡眠やってみて 就寝前スマホ禁止効果、田辺高生が提案、和歌山
平均睡眠時間は6時間36分、昼間に眠気を感じる人は約80%―。和歌山県の田辺高校(田辺市学園)の生活習慣アンケート結果を受け、生徒による厚生委員会は「就寝前にスマホを見ない」「就寝時は部屋を暗くする」など睡眠での改善点を紹介し、推奨される8時間睡眠を広めようとしている。
厚生労働省の「睡眠ガイド2023」によると、高校生の推奨睡眠時間は8~10時間。田辺高のアンケートでは、8時間としても約1時間半不足していた。とはいえ部活動や勉強もある中、睡眠時間を確保するのは難しい。厚生委員が実践して、どうすれば無理なく取り組めるかを考えた。
厚生委員14人は昨年12月の期末考査後2週間、8時間睡眠に挑戦した。平均睡眠時間は挑戦前に6時間56分だったのが、挑戦後は7時間30分で34分増やすことができた。
すると「身体が軽くなり、集中力が高まった」「8時間睡眠に慣れると6~7時間では疲れが残る」「睡眠が30分増えるだけで、眠気が減り、授業に集中できる」「心に余裕と明るさが生まれた」「寝る前のスマホをやめると時間がゆっくり流れ、有意義に過ごせた」などの変化があったという。
厚生委員で新2年の山本結月さんは「睡眠時間を増やしたことで、気分の落ち込みやイライラがなくなった」、同じく新2年の森本一輝さんも「ソフトテニスをしているが、疲労が残らなくなった。心にもゆとりができた」と8時間睡眠の効果を実感している。
厚生委員会が全校に8時間睡眠を呼びかけたところ、「寝る前に激しい運動をしない」「寝室を暗くする」「朝食を食べる」などは取り組んだ人が多かったが、「難しい」の声が多かったのが「就寝前にスマホを見ない」だった。
新3年の出羽蒼さんは「難しいけれど、効果があるのがスマホ。私もつい寝る前にSNSなどをチェックしていたけれど、スマホを見ていいのは就寝の2時間前までと決めて取り組んだ。できることから取り組んでほしい」と呼びかけている。
厚生労働省の「睡眠ガイド2023」によると、高校生の推奨睡眠時間は8~10時間。田辺高のアンケートでは、8時間としても約1時間半不足していた。とはいえ部活動や勉強もある中、睡眠時間を確保するのは難しい。厚生委員が実践して、どうすれば無理なく取り組めるかを考えた。
厚生委員14人は昨年12月の期末考査後2週間、8時間睡眠に挑戦した。平均睡眠時間は挑戦前に6時間56分だったのが、挑戦後は7時間30分で34分増やすことができた。
すると「身体が軽くなり、集中力が高まった」「8時間睡眠に慣れると6~7時間では疲れが残る」「睡眠が30分増えるだけで、眠気が減り、授業に集中できる」「心に余裕と明るさが生まれた」「寝る前のスマホをやめると時間がゆっくり流れ、有意義に過ごせた」などの変化があったという。
厚生委員で新2年の山本結月さんは「睡眠時間を増やしたことで、気分の落ち込みやイライラがなくなった」、同じく新2年の森本一輝さんも「ソフトテニスをしているが、疲労が残らなくなった。心にもゆとりができた」と8時間睡眠の効果を実感している。
厚生委員会が全校に8時間睡眠を呼びかけたところ、「寝る前に激しい運動をしない」「寝室を暗くする」「朝食を食べる」などは取り組んだ人が多かったが、「難しい」の声が多かったのが「就寝前にスマホを見ない」だった。
新3年の出羽蒼さんは「難しいけれど、効果があるのがスマホ。私もつい寝る前にSNSなどをチェックしていたけれど、スマホを見ていいのは就寝の2時間前までと決めて取り組んだ。できることから取り組んでほしい」と呼びかけている。