和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月31日(月)

例大祭向け稽古励む 小学5、6年生9人、和歌山県田辺市の熊野本宮大社

熊野本宮大社の例大祭に向けて、舞の稽古に励む小学生ら(和歌山県田辺市本宮町で)
熊野本宮大社の例大祭に向けて、舞の稽古に励む小学生ら(和歌山県田辺市本宮町で)
 4月中旬に営まれる和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社の例大祭「本宮祭」に向け、舞を奉納する地元の子どもたちが稽古に励んでいる。

 子どもたちによる舞は例大祭最終日の15日、旧社地・大斎原(おおゆのはら)で奉納される。サカキや御幣を持って舞う「大和舞」は小学5、6年生の男子4人、扇や鈴を使う「八咫烏(やたがらす)舞」には小学6年生の女子5人が参加する。稽古は今月10日から始まり、大社瑞鳳殿に週に1回ほど集まって、経験者に教わりながら取り組んでいる。

 三里小6年の西岡空音君(12)は「1年生の時にお祭りで見て、踊ってみたいと思っていた。難しいけど、ちゃんと踊れるように頑張る」、本宮小6年の内野紗希さん(12)も「本宮にしかないことなので、やってみようと思った。稽古は順調。絶対に失敗しないように頑張って練習したい」と意気込んでいる。

 氏子総代会の榎本隆文会長(73)は「毎年上手に踊っているが、今年はさらにのみ込みが早くて上手。今年は大鳥居建立25周年で大阪・関西万博もあり、外国人観光客も含めて多くの方でにぎわうと思うので、素晴らしい例大祭にしたい」と話している。

 西岡君、内野さん以外の参加者は次の皆さん。

 【大和舞】泉真ノ介(三里小5年)、中根仙太郎(同6年)、尾中洵太(同5年)

 【八咫烏舞】小松りあ(三里小6年)、鈴木那葉(同)、井上真綾(同)、乾らいさ(本宮小6年)