和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月27日(木)

「広報たなべ」が優良賞

「広報たなべ」の受賞を喜ぶ田辺市企画広報課の職員(和歌山県田辺市役所で)
「広報たなべ」の受賞を喜ぶ田辺市企画広報課の職員(和歌山県田辺市役所で)
 第36回「近畿市町村広報紙コンクール」(毎日新聞社、毎日文化センター主催)で、和歌山県田辺市の「広報たなべ」が優良賞に選ばれた。同コンクールでの入賞は4年連続。


 広報たなべは月1回、3万4200部を発行。市企画広報課の赤田真由美係長(51)、古久保清子さん(48)、曽我部暁大さん(31)、玉置颯大さん(25)の4人が編集を担当している。

 受賞対象の昨年9月号では、市民にとって身近な相談役である民生委員・児童委員を6ページにわたって特集。「地域に寄り添い、つないでいく」と題し、日頃の活動の様子や、その魅力を紹介している。

 「かつて委員に相談して救われた」と語る市民のインタビューも掲載するなど、多角的に掘り下げている。

 審査講評では「担当者のしっかりとした準備と取材が反映されている」「(民生委員・児童委員の)知られているようで知らなかった活動内容や、『人の役に立ちたい』という思いがとてもよく伝わる」などと評価された。

 編集長を務める古久保さんは「委員たちが誇りを持って活動していることを伝えたかった。これからも、読者にもっと田辺市を好きになってもらえるような、より親しみやすい広報紙を作っていきたい」と語る。赤田係長は「紙の良さとデジタルの便利さを生かしながら、市民に分かりやすく情報を伝えていきたい」と話している。