和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月26日(水)

【動画】翔べ!ガンダムJET 万博PR、和歌山県白浜空港に初登場

南紀白浜空港に初めてやって来た「JALガンダムJET」(24日、和歌山県白浜町で)
南紀白浜空港に初めてやって来た「JALガンダムJET」(24日、和歌山県白浜町で)
背面に和歌山県をPRするデザインが施された「JAL×ガンダム レストランバス」
背面に和歌山県をPRするデザインが施された「JAL×ガンダム レストランバス」
 大阪・関西万博を盛り上げようと日本航空(JAL)が今月上旬から国内線で運航している、人気アニメ「機動戦士ガンダム」をデザインした特別塗装機「JALガンダムJET(ジェット)」が24日、和歌山県白浜町の南紀白浜空港(愛称・熊野白浜リゾート空港)に初めてやって来た。この日は同社と県が地域活性化に向けた包括連携協定を締結。白浜や首都圏で県の観光や食をPRするレストランバスもお披露目された。

 4月13日に開幕する大阪・関西万博では目玉の一つとして、片膝をついて右腕を空に向かって伸ばすポーズの実物大ガンダム像(全高約17メートル)を、バンダイナムコホールディングスが出展。同社との共同プロジェクトの一環として、万博に協賛しているJALでは、万博パビリオン内の映像に登場するガンダムと万博公式キャラクター「ミャクミャク」がデザインされたガンダムJETを3月3日から各地で運航している。

 24日は午前8時50分ごろ、羽田空港を出発したガンダムJETが南紀白浜空港に到着。9時35分に飛び立った。今後の運航については機材繰りの関係で未定だが、JALのホームページの「運航状況」から前日には確認できるという。

 「JAL×ガンダム レストランバス」は天井を開放できる2階建てで、1階キッチンから提供する料理を、2階のレストラン空間で景色と共に楽しむことができる。車両側面にガンダムやミャクミャク、背面には白浜町で暮らすジャイアントパンダや串本町のテーブルサンゴの写真などをデザインした。

 バスツアーとして3月29、30の両日に白浜町を運行した後、4月26日から2カ月間、東京都内の観光スポットを周遊する予定。県産のフルーツを使ったパフェなどを提供するという。

 県とJALは24日、空港の利用促進や訪日外国人旅行者の誘客、県の認知度向上、県産品のプロモーションなどに取り組む包括連携協定を締結した。

 岸本周平知事は「協定の中身をしっかりと実現できるように最大限努力する。オール県庁で空港振興をやっていきたい」、JALの鳥取三津子社長は「県とともに育ててきた大切な路線。この先さらに1・5倍の(乗客数)32万人という目標を掲げて取り組んでいきたい」と述べた。