配信記事やプレスリリースは、配信・発表元による原稿をそのまま掲載しています。 お問い合わせは各情報配信・発表元に直接お願いします。
【開催レポート】26卒の高校就職 教員と企業のおしごと体験交流会
ジンジブ
全国420校の先生が生徒の進路サポートに向けておしごと体験
高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市)は、2月に全国22会場で高校教員と企業のおしごと体験型の情報交流会「先生Fes」を開催しました。2026年3月卒の高校生の就職活動がスタートする前に、より多くの職業や自身の興味関心を知るきっかけをつくるため、先生が様々な業界で働く人に話を聞き、実際のお仕事を体験できる交流会です。
当日の様子と参加した企業と先生の、2026年卒の高校生の就職・採用活動に対する想いをレポートします。

■「先生Fes2025」とは
進路指導を行う高校教員と2026年卒の高卒採用を行う予定の企業のための、おしごと体験型の情報交流会です。
先生は、企業の説明や実際のおしごと体験を通して企業や業界の理解を深めます。春から進路を本格的に考える生徒との相談や、7月の求人票公開後の企業の紹介に役立てていただきます。先生自身の職業理解を深めるとともに、高校生への伝え方についても学べる機会です。企業や職業の魅力をより具体的に把握し、生徒に対して的確なアドバイスができるようサポートいたします。
企業は就活のカギを握る先生に、直接業界や自社の魅力について知ってもらうことで、2026卒の採用活動へとつなげます。また、先生との意見交換を通じて、高校生が求める職場環境やキャリア支援についての理解を深めることができます。
「先生Fes」は2022年の初開催以来、今年で5回目を迎え、今回は全国22会場で開催いたしました。静岡・岐阜・北九州・栃木・奈良・島根・長崎の7会場では、初めて開催いたしました。
■会場の様子

▲植木体験(造園・京都会場) ▲ワイヤーカット体験(物流・大阪会場) ▲測量体験(建設・長崎会場)

▲レジ打ち・包装(小売・神奈川会場) ▲塗装体験(建設・広島会場) ▲荷物の梱包体験(物流・島根会場)

▲箱詰め体験(食品・福岡会場) ▲口腔内の吸水体験(医療・名古屋会場) ▲重機の操作体験(建設・静岡会場)
■「先生Fes2025」開催結果の詳細
開催日時:2025年2月4日(火)~2月25日(火) 15時~18時
出展企業数:333社
参加教員数:511名(420校)
主な参加業界:製造・建設・サービス・小売卸売・飲食・宿泊・物流・IT・介護医療・金融など
開催スケジュール:
1. 2月4日(火) 大阪会場:大阪国際会議場
2. 2月5日(水) 京都会場:みやこめっせ
3. 2月6日(木) 広島会場:広島産業会館
4. 2月6日(木) 熊本会場:熊本城ホール
5. 2月12日(水) 千葉会場:千葉中央ホール
6. 2月12日(水) 静岡会場:グランシップ
7. 2月12日(水) 島根会場:くにびきメッセ
8. 2月13日(木) 岡山会場:山陽新聞社
9. 2月13日(木) 東京会場:浜松町館
10. 2月14日(金) 栃木会場:ライトキューブ宇都宮
11. 2月14日(金) 福岡会場:博多国際展示場&カンファレンスセンター
12. 2月17日(月) 埼玉会場:大宮ソニックシティ
13. 2月17日(月) 新潟会場:朱鷺メッセ
14. 2月17日(月) 堺(大阪)会場:堺市産業振興センター
15. 2月17日(月) 北九州会場:北九州国際会議場
16. 2月18日(火) 仙台会場:仙台国際センター
17. 2月18日(火) 兵庫会場:神戸サンボーホール
18. 2月19日(水) 名古屋会場:ウインクあいち
19. 2月19日(水) 奈良会場:奈良県コンベンションセンター
20. 2月20日(木) 長崎会場:出島メッセ長崎
㉑ 2月21日(金) 岐阜会場:じゅうろくプラザ
㉒ 2月25日(火) 神奈川会場:関内新井ホール
■開催背景
企業の人手不足が加速する中で、高校生の新卒採用へのニーズは年々高まっています。厚生労働省によると、2025年3月に卒業する高校生の求人倍率は3.91倍と、過去最高の水準に達しています。(※1)採用競争の激化を背景に、企業は初任給や休日数、福利厚生などの求人条件の向上や、教育制度など採用力の向上に注力しています。(※2)
高校生の売り手市場が加速する一方で、教員は将来に向けたミスマッチを防ぐ進路指導を模索しています。不確実性が高まる社会の中で、自分に合ったキャリア形成をすることが求められています。
教員の人手不足や、先生の業務が多岐にわたる中で、民間での就活経験がない先生にとっては、生徒1人ひとりの多様な希望や適性に対して、職業や企業選びの指導を行う難易度が高まってきています。
「もっと早い段階で企業と交流したい」「生徒に職種の具体的な説明ができるように準備したい」といった先生の声も多くありました。多くの企業、特に高卒採用を始めたばかりの企業にとって、ミスマッチのない採用のために、まずは先生に自社や業界の魅力をアピールし理解してもらう機会は重要です。そこで、ジンジブでは26卒の高校生向けの進路指導の最初の一歩として、「先生Fes」を開催いたしました。
※1)厚生労働省:令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る 求人・求職状況」取りまとめ(9月末現在)
※2)「【25卒】高校新卒採用に関する企業動向調査(2024年4月)」ジンジブ調べ
■ご参加者コメント
<参加した高校教員>
● 静岡大成中学校・高等学校 就職課長 山本翔生 先生(静岡会場)
6社のブースを回り、技術力の高い企業が多く非常に興味深かったです。高校生にはなじみのない業界でも、オンリーワンの技術を持つ製造業や、社会に不可欠な建設業の企業の仕事に惹かれました。高校生が「やりがい」に惹かれて会社選びができるかが課題だと感じます。「給与」でも「休み」でもなく、社会に役に立つということをどう伝えていくべきかと考えさせられました。当校は毎年3分の1の生徒が就職を希望し、製造業、接客、事務職を多く志望する傾向がありますが、職種の幅が広がってきています。今年は営業職を希望する生徒がおり、就職が決まりました。大卒・高卒問わず未経験から始める職種もあり、選択肢の多様化を感じています。
また、探究授業との連携の可能性についても企業と意見交換ができ、有意義な時間となりました。
● 大同大学大同高等学校 進路指導部長 長谷学 先生(名古屋会場)
私自身教員にしかなったことがないので、企業の様々な職業をこうして知る機会はほとんどなく、とても貴重な機会になりました。実際に説明を聞き、製品を見たり体験をすることで新しい発見が多く、生徒と同じ純粋な気持ちで企業や業界を知ることができました。生徒にそれぞれの業界や企業の大変さだけでなく面白さも伝えていきたいと思います。
● 宮城県塩釜高等学校 進路指導部長 笹原由哲 先生(仙台会場)
地元の中小企業と交流する機会はあまりないため、貴重な機会でした。想像以上に受け入れ態勢や教育体制がしっかりしており、生徒たちも安心して働けると感じました。
当校は進路多様校であり、就職については製造業や接客業をはじめ、さまざまな職種を希望しています。近年は求人の幅が広がり、職種も多様化しており、企業の研修やキャリア形成の支援も充実していると感じます。生徒たちが体験会を通じて職業に触れ、企業と交流することで、進路や就職先の選択肢がさらに広がると期待しています。
● 長崎県私立高校 就職指導部支援員(長崎会場)
初めて「先生Fes」に参加させていただきました。特に印象に残ったことは、5分前に終了予告をいただくことで質問までしっかりとできたことです。また、各企業様の商品に触れて体験することで、知らなかった工夫やその仕事がどのように社会に貢献しているのか、など知ることができました。
進路指導をするにあたり、思い込みやイメージではなく日々アップデートが必要だと思いました。企業が福利厚生など様々な部分を刷新する中、学校側がその情報に置いて行かれないようにして進路指導が必要だと感じました。
<出展企業>
● 株式会社石国 代表取締役 石田国久 様(東京会場・サービス)
これまでは求人票を出すだけでしたが、26卒から本格的に高卒採用を始めます。高級時計のニーズの高まりから弊社事業の需要も年々増えているため、仕事量が増えても人材不足に陥らないよう、ここ数年で採用を拡大しています。高卒採用の社員の中には現在店長等責任ある立場で活躍している方も多く、良く頑張ってくれています。
今回、想像よりも沢山の先生方が非常に熱心に話を聞いてくださることに驚きました。ご質問や、時計のベルト交換・時計用工具使用体験への参加も積極的にいただき、それだけ生徒様と近いところで指導をされているのだなと感じました。
高校訪問をするのも初めてなので、これからのスタートに繋げていきたいと思います。
● 有限会社長島設備 代表取締役 長嶋吉宏 様(静岡会場・建設)
当社では、社員の年齢層が比較的若いうちに次世代の人材を確保しようと考え、高卒採用を開始しました。
今回、初めて説明会に参加するにあたり、水道管工事の魅力をより伝えられるよう、工夫を凝らしたプレゼンを準備しました。具体的には、水道管工事のデモンストレーションや実施体験、さらには工事現場でのドローン活用のレクチャーを実施しました。また、A3の資料を用いて水道インフラが抱える社会課題を説明し、体験を通じて水道管の素材の変化や、DXの進展によって水道管の溶接作業が格段に楽になっている現状などをお伝えしました。
このように、単なる説明にとどまらず、実際に体験してもらうことで、水道管工事の"今"を実感してもらえる機会を提供しました。
● 杉村運輸株式会社 管理部 管理課 係長 岩澤博子 様(大阪会場・物流)
高卒採用は長年行っていますが、年々若手の採用が難しくなっており社内の高齢化が進んでいます。若手の採用を強化するため、「先生Fes」には初めて参加をしたのですが、荷物の出荷を管理するためのバーコードを機械で読み取る体験を用意しました。26卒の採用に向けて、完全週休2日制を4月から導入します。
● F-LINE株式会社 常温本部 南関東支店 採用担当 マネージャー 前田泰彦 様(神奈川会場・物流)
採用選考の中に作文を取り入れていますが、採用試験を受けていただく学生さんの負担を軽減するため、2025年度からは作文は事前に書いたものを提出する形に変更する予定です。また、2025年卒から、倉庫作業職のほかに事務職の募集も追加しました。先生と情報交換を行うことでより高校生に魅力的に感じてもらえるように伝えていきたいと感じました。
■参加した先生へ進路指導のサポートに関するアンケート結果
1.高校生の就職活動でのミスマッチを減らすための課題は何ですか?※複数回答可(n=393)

生徒のミスマッチを減らすための課題において、半数以上の先生が「生徒の企業理解の不足」64.1%、「つきたい職業や将来像がない生徒への対応」58%と回答しました。早くからのキャリア教育を通じて、自身の興味関心を知る機会や様々な企業や業界を知り理解を深めることが必要であると考える先生が多いと言えます。
2.生徒の進路選択において民間企業にどんなサポートを求めますか?※複数回答可(n=393)

アンケートから、生徒の進路選択における民間企業のサポートについて、「55.5%」の方が検討している回答しました。中でも、「職場見学ツアー」47.6%、「合同企業説明会」44.3%と、企業との接点機会を求めている先生が多いことが分かります。
■アンケート調査概要
【調査期間】 2025年2月4日(火)~2025年2月25日(火)
【調査方法】 「先生Fes2025」に参加した高校教員に対するアンケート回収
【調査対象】 高校生の進路選択に携わる高校教員(全日・通信・定時制)
【有効回答】 n=394人
<高卒採用・キャリア教育に関する問合せ先>
株式会社ジンジブ
弊社担当または、フォームよりお問合せください。
(企業の方) https://share.hsforms.com/1S6wKfcQ_Q92innA1e3IlzQc7eqs
(学校関係者・保護者の方)https://jinjib.co.jp/contact/student
TEL:06-7777-7779
所在地:〒541-0054 大阪府大阪市中央区南本町2丁目6-12 サンマリオンタワー 14階
<会社概要>
■ 株式会社ジンジブ
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
HP:https://jinjib.co.jp/
●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会など、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が自分の意思で未来を形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添っております。
●人材育成サービス
社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学び直しの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を行っています。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。
●人事部支援サービス「人事部パック」
これまでの「高卒採用」の支援にとどまらず、「採用戦略策定」「教育」「定着」「評価」「福利厚生」など、中小企業の「人的資本経営」を支える人事にまつわる業務のサポートをする月額サービスです。日本の根幹を支える中小企業にとっての「人事部」としてのパートナーとなり企業の成長をサポートします。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
全国420校の先生が生徒の進路サポートに向けておしごと体験
高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市)は、2月に全国22会場で高校教員と企業のおしごと体験型の情報交流会「先生Fes」を開催しました。2026年3月卒の高校生の就職活動がスタートする前に、より多くの職業や自身の興味関心を知るきっかけをつくるため、先生が様々な業界で働く人に話を聞き、実際のお仕事を体験できる交流会です。
当日の様子と参加した企業と先生の、2026年卒の高校生の就職・採用活動に対する想いをレポートします。

■「先生Fes2025」とは
進路指導を行う高校教員と2026年卒の高卒採用を行う予定の企業のための、おしごと体験型の情報交流会です。
先生は、企業の説明や実際のおしごと体験を通して企業や業界の理解を深めます。春から進路を本格的に考える生徒との相談や、7月の求人票公開後の企業の紹介に役立てていただきます。先生自身の職業理解を深めるとともに、高校生への伝え方についても学べる機会です。企業や職業の魅力をより具体的に把握し、生徒に対して的確なアドバイスができるようサポートいたします。
企業は就活のカギを握る先生に、直接業界や自社の魅力について知ってもらうことで、2026卒の採用活動へとつなげます。また、先生との意見交換を通じて、高校生が求める職場環境やキャリア支援についての理解を深めることができます。
「先生Fes」は2022年の初開催以来、今年で5回目を迎え、今回は全国22会場で開催いたしました。静岡・岐阜・北九州・栃木・奈良・島根・長崎の7会場では、初めて開催いたしました。
■会場の様子

▲植木体験(造園・京都会場) ▲ワイヤーカット体験(物流・大阪会場) ▲測量体験(建設・長崎会場)

▲レジ打ち・包装(小売・神奈川会場) ▲塗装体験(建設・広島会場) ▲荷物の梱包体験(物流・島根会場)

▲箱詰め体験(食品・福岡会場) ▲口腔内の吸水体験(医療・名古屋会場) ▲重機の操作体験(建設・静岡会場)
■「先生Fes2025」開催結果の詳細
開催日時:2025年2月4日(火)~2月25日(火) 15時~18時
出展企業数:333社
参加教員数:511名(420校)
主な参加業界:製造・建設・サービス・小売卸売・飲食・宿泊・物流・IT・介護医療・金融など
開催スケジュール:
1. 2月4日(火) 大阪会場:大阪国際会議場
2. 2月5日(水) 京都会場:みやこめっせ
3. 2月6日(木) 広島会場:広島産業会館
4. 2月6日(木) 熊本会場:熊本城ホール
5. 2月12日(水) 千葉会場:千葉中央ホール
6. 2月12日(水) 静岡会場:グランシップ
7. 2月12日(水) 島根会場:くにびきメッセ
8. 2月13日(木) 岡山会場:山陽新聞社
9. 2月13日(木) 東京会場:浜松町館
10. 2月14日(金) 栃木会場:ライトキューブ宇都宮
11. 2月14日(金) 福岡会場:博多国際展示場&カンファレンスセンター
12. 2月17日(月) 埼玉会場:大宮ソニックシティ
13. 2月17日(月) 新潟会場:朱鷺メッセ
14. 2月17日(月) 堺(大阪)会場:堺市産業振興センター
15. 2月17日(月) 北九州会場:北九州国際会議場
16. 2月18日(火) 仙台会場:仙台国際センター
17. 2月18日(火) 兵庫会場:神戸サンボーホール
18. 2月19日(水) 名古屋会場:ウインクあいち
19. 2月19日(水) 奈良会場:奈良県コンベンションセンター
20. 2月20日(木) 長崎会場:出島メッセ長崎
㉑ 2月21日(金) 岐阜会場:じゅうろくプラザ
㉒ 2月25日(火) 神奈川会場:関内新井ホール
■開催背景
企業の人手不足が加速する中で、高校生の新卒採用へのニーズは年々高まっています。厚生労働省によると、2025年3月に卒業する高校生の求人倍率は3.91倍と、過去最高の水準に達しています。(※1)採用競争の激化を背景に、企業は初任給や休日数、福利厚生などの求人条件の向上や、教育制度など採用力の向上に注力しています。(※2)
高校生の売り手市場が加速する一方で、教員は将来に向けたミスマッチを防ぐ進路指導を模索しています。不確実性が高まる社会の中で、自分に合ったキャリア形成をすることが求められています。
教員の人手不足や、先生の業務が多岐にわたる中で、民間での就活経験がない先生にとっては、生徒1人ひとりの多様な希望や適性に対して、職業や企業選びの指導を行う難易度が高まってきています。
「もっと早い段階で企業と交流したい」「生徒に職種の具体的な説明ができるように準備したい」といった先生の声も多くありました。多くの企業、特に高卒採用を始めたばかりの企業にとって、ミスマッチのない採用のために、まずは先生に自社や業界の魅力をアピールし理解してもらう機会は重要です。そこで、ジンジブでは26卒の高校生向けの進路指導の最初の一歩として、「先生Fes」を開催いたしました。
※1)厚生労働省:令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る 求人・求職状況」取りまとめ(9月末現在)
※2)「【25卒】高校新卒採用に関する企業動向調査(2024年4月)」ジンジブ調べ
■ご参加者コメント
<参加した高校教員>
● 静岡大成中学校・高等学校 就職課長 山本翔生 先生(静岡会場)
6社のブースを回り、技術力の高い企業が多く非常に興味深かったです。高校生にはなじみのない業界でも、オンリーワンの技術を持つ製造業や、社会に不可欠な建設業の企業の仕事に惹かれました。高校生が「やりがい」に惹かれて会社選びができるかが課題だと感じます。「給与」でも「休み」でもなく、社会に役に立つということをどう伝えていくべきかと考えさせられました。当校は毎年3分の1の生徒が就職を希望し、製造業、接客、事務職を多く志望する傾向がありますが、職種の幅が広がってきています。今年は営業職を希望する生徒がおり、就職が決まりました。大卒・高卒問わず未経験から始める職種もあり、選択肢の多様化を感じています。
また、探究授業との連携の可能性についても企業と意見交換ができ、有意義な時間となりました。
● 大同大学大同高等学校 進路指導部長 長谷学 先生(名古屋会場)
私自身教員にしかなったことがないので、企業の様々な職業をこうして知る機会はほとんどなく、とても貴重な機会になりました。実際に説明を聞き、製品を見たり体験をすることで新しい発見が多く、生徒と同じ純粋な気持ちで企業や業界を知ることができました。生徒にそれぞれの業界や企業の大変さだけでなく面白さも伝えていきたいと思います。
● 宮城県塩釜高等学校 進路指導部長 笹原由哲 先生(仙台会場)
地元の中小企業と交流する機会はあまりないため、貴重な機会でした。想像以上に受け入れ態勢や教育体制がしっかりしており、生徒たちも安心して働けると感じました。
当校は進路多様校であり、就職については製造業や接客業をはじめ、さまざまな職種を希望しています。近年は求人の幅が広がり、職種も多様化しており、企業の研修やキャリア形成の支援も充実していると感じます。生徒たちが体験会を通じて職業に触れ、企業と交流することで、進路や就職先の選択肢がさらに広がると期待しています。
● 長崎県私立高校 就職指導部支援員(長崎会場)
初めて「先生Fes」に参加させていただきました。特に印象に残ったことは、5分前に終了予告をいただくことで質問までしっかりとできたことです。また、各企業様の商品に触れて体験することで、知らなかった工夫やその仕事がどのように社会に貢献しているのか、など知ることができました。
進路指導をするにあたり、思い込みやイメージではなく日々アップデートが必要だと思いました。企業が福利厚生など様々な部分を刷新する中、学校側がその情報に置いて行かれないようにして進路指導が必要だと感じました。
<出展企業>
● 株式会社石国 代表取締役 石田国久 様(東京会場・サービス)
これまでは求人票を出すだけでしたが、26卒から本格的に高卒採用を始めます。高級時計のニーズの高まりから弊社事業の需要も年々増えているため、仕事量が増えても人材不足に陥らないよう、ここ数年で採用を拡大しています。高卒採用の社員の中には現在店長等責任ある立場で活躍している方も多く、良く頑張ってくれています。
今回、想像よりも沢山の先生方が非常に熱心に話を聞いてくださることに驚きました。ご質問や、時計のベルト交換・時計用工具使用体験への参加も積極的にいただき、それだけ生徒様と近いところで指導をされているのだなと感じました。
高校訪問をするのも初めてなので、これからのスタートに繋げていきたいと思います。
● 有限会社長島設備 代表取締役 長嶋吉宏 様(静岡会場・建設)
当社では、社員の年齢層が比較的若いうちに次世代の人材を確保しようと考え、高卒採用を開始しました。
今回、初めて説明会に参加するにあたり、水道管工事の魅力をより伝えられるよう、工夫を凝らしたプレゼンを準備しました。具体的には、水道管工事のデモンストレーションや実施体験、さらには工事現場でのドローン活用のレクチャーを実施しました。また、A3の資料を用いて水道インフラが抱える社会課題を説明し、体験を通じて水道管の素材の変化や、DXの進展によって水道管の溶接作業が格段に楽になっている現状などをお伝えしました。
このように、単なる説明にとどまらず、実際に体験してもらうことで、水道管工事の"今"を実感してもらえる機会を提供しました。
● 杉村運輸株式会社 管理部 管理課 係長 岩澤博子 様(大阪会場・物流)
高卒採用は長年行っていますが、年々若手の採用が難しくなっており社内の高齢化が進んでいます。若手の採用を強化するため、「先生Fes」には初めて参加をしたのですが、荷物の出荷を管理するためのバーコードを機械で読み取る体験を用意しました。26卒の採用に向けて、完全週休2日制を4月から導入します。
● F-LINE株式会社 常温本部 南関東支店 採用担当 マネージャー 前田泰彦 様(神奈川会場・物流)
採用選考の中に作文を取り入れていますが、採用試験を受けていただく学生さんの負担を軽減するため、2025年度からは作文は事前に書いたものを提出する形に変更する予定です。また、2025年卒から、倉庫作業職のほかに事務職の募集も追加しました。先生と情報交換を行うことでより高校生に魅力的に感じてもらえるように伝えていきたいと感じました。
■参加した先生へ進路指導のサポートに関するアンケート結果
1.高校生の就職活動でのミスマッチを減らすための課題は何ですか?※複数回答可(n=393)

生徒のミスマッチを減らすための課題において、半数以上の先生が「生徒の企業理解の不足」64.1%、「つきたい職業や将来像がない生徒への対応」58%と回答しました。早くからのキャリア教育を通じて、自身の興味関心を知る機会や様々な企業や業界を知り理解を深めることが必要であると考える先生が多いと言えます。
2.生徒の進路選択において民間企業にどんなサポートを求めますか?※複数回答可(n=393)

アンケートから、生徒の進路選択における民間企業のサポートについて、「55.5%」の方が検討している回答しました。中でも、「職場見学ツアー」47.6%、「合同企業説明会」44.3%と、企業との接点機会を求めている先生が多いことが分かります。
■アンケート調査概要
【調査期間】 2025年2月4日(火)~2025年2月25日(火)
【調査方法】 「先生Fes2025」に参加した高校教員に対するアンケート回収
【調査対象】 高校生の進路選択に携わる高校教員(全日・通信・定時制)
【有効回答】 n=394人
<高卒採用・キャリア教育に関する問合せ先>
株式会社ジンジブ
弊社担当または、フォームよりお問合せください。
(企業の方) https://share.hsforms.com/1S6wKfcQ_Q92innA1e3IlzQc7eqs
(学校関係者・保護者の方)https://jinjib.co.jp/contact/student
TEL:06-7777-7779
所在地:〒541-0054 大阪府大阪市中央区南本町2丁目6-12 サンマリオンタワー 14階
<会社概要>
■ 株式会社ジンジブ
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
HP:https://jinjib.co.jp/
●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会など、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が自分の意思で未来を形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添っております。
●人材育成サービス
社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学び直しの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を行っています。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。
●人事部支援サービス「人事部パック」
これまでの「高卒採用」の支援にとどまらず、「採用戦略策定」「教育」「定着」「評価」「福利厚生」など、中小企業の「人的資本経営」を支える人事にまつわる業務のサポートをする月額サービスです。日本の根幹を支える中小企業にとっての「人事部」としてのパートナーとなり企業の成長をサポートします。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ