よりよい生き方のヒントに
和歌山県上富田町朝来の熊野高校で、一般社団法人「日本ウェルビーイング推進協議会」の島田由香代表理事らによる講演会があった。新たな事業を生み出して活躍する大人同士の対話を通じて、同校の1年生195人に、よりよい生き方や人生のヒントになる考え方などを伝えた。
県と同協議会が紀南各地でセミナーなどを開いている「和歌山ウェルビーイングマンス」の一環。この日はゲストとして、家事代行サービス会社「ベアーズ」(東京都)の高橋ゆき副社長と、地方に密着した情報を発信する雑誌「TURNS(ターンズ)」などを手がける会社「第一プログレス」(東京都)の堀口正裕社長を招いた。
島田さんが進行役を務めたトークセッションでは、ゲスト2人に共通する「自分の仕事を自分でつくった」という部分に着目し「どうして今の仕事をしようと思ったのか」と問いかけた。高橋さんは「外国では一般家庭でも当たり前に家事代行がされていることに驚いた」「周囲の人がかけてくれる優しい言葉に感動し、助け合いの精神を産業にしたいと思い、創業した」と説明。生徒に向けて「なんとなく過ごすだけじゃ駄目。自分と同じ悩みを持つ人はどこかにいる。一つの解決が社会を救うきっかけになるかも」と共助の大切さを呼びかけた。
堀口さんは、父親の死をきっかけに「いつ死ぬか分からないなら自分のやりたいことをしよう」と決意し、メディア発信の道を選んだと説明。「各地で出合った感動を別の人にも伝えたい」「若い人にも自分らしい働き方や生き方の選択肢を持ってほしい」と情報発信に取り組み続けていると話し、「いろんな人に会うことでしか自分の内面は変えられないと思う。人が好きという気持ちを大切に、日々過ごしてほしい」と伝えた。
その後、生徒は話の中で印象的だった言葉や、自分が考えたことなどを付箋に書いて並べ、意見交換をした。「やりたいことはどうやって見つけるのか」「学生のうちにしておくべきことは」といった疑問や、「起業してみたい」「人のために働けるように頑張る」などと、自分の内側に問いかけて出てきた感想を発表した。
講演後、総合学科の平田琴音さんは「何かで失敗した時の振る舞い方や若いうちにやっておくべきこと、人とのつながりはどんな場面でも大事ということが学べた。自分の夢に向かって、学んだことを役立てたいと思う」と話した。
県と同協議会が紀南各地でセミナーなどを開いている「和歌山ウェルビーイングマンス」の一環。この日はゲストとして、家事代行サービス会社「ベアーズ」(東京都)の高橋ゆき副社長と、地方に密着した情報を発信する雑誌「TURNS(ターンズ)」などを手がける会社「第一プログレス」(東京都)の堀口正裕社長を招いた。
島田さんが進行役を務めたトークセッションでは、ゲスト2人に共通する「自分の仕事を自分でつくった」という部分に着目し「どうして今の仕事をしようと思ったのか」と問いかけた。高橋さんは「外国では一般家庭でも当たり前に家事代行がされていることに驚いた」「周囲の人がかけてくれる優しい言葉に感動し、助け合いの精神を産業にしたいと思い、創業した」と説明。生徒に向けて「なんとなく過ごすだけじゃ駄目。自分と同じ悩みを持つ人はどこかにいる。一つの解決が社会を救うきっかけになるかも」と共助の大切さを呼びかけた。
堀口さんは、父親の死をきっかけに「いつ死ぬか分からないなら自分のやりたいことをしよう」と決意し、メディア発信の道を選んだと説明。「各地で出合った感動を別の人にも伝えたい」「若い人にも自分らしい働き方や生き方の選択肢を持ってほしい」と情報発信に取り組み続けていると話し、「いろんな人に会うことでしか自分の内面は変えられないと思う。人が好きという気持ちを大切に、日々過ごしてほしい」と伝えた。
その後、生徒は話の中で印象的だった言葉や、自分が考えたことなどを付箋に書いて並べ、意見交換をした。「やりたいことはどうやって見つけるのか」「学生のうちにしておくべきことは」といった疑問や、「起業してみたい」「人のために働けるように頑張る」などと、自分の内側に問いかけて出てきた感想を発表した。
講演後、総合学科の平田琴音さんは「何かで失敗した時の振る舞い方や若いうちにやっておくべきこと、人とのつながりはどんな場面でも大事ということが学べた。自分の夢に向かって、学んだことを役立てたいと思う」と話した。
