「持ち味の筋論の展開を」 石破首相に注文、立憲野田代表にインタビュー
立憲民主党の野田佳彦代表が、和歌山市でインタビューに応じ、政権交代を目指す意味や、次期参院選への意気込みなどを語った。
(聞き手は桑原弘次)
―石破政権をどう評価しますか。
トランプ大統領は大統領選挙で口にしたことを次々と、電光石火で実行している。それに比べると、石破さんは総裁選でおっしゃったことをなかなか実行されない。本来、筋論をおっしゃるのが持ち味の方。それをしっかり展開してもらった方がいい。
―政権交代を目指す意義は何でしょうか。
お金の使い方が正しい方に変わることに、政権交代の意味がある。同じ政権が続くと、予算配分の在り方として、基本的な枠が決まってしまう。民主党政権の時は高校の無償化や子ども手当(現児童手当)を実現しようとすると、自民、公明からばらまきだと批判されたが、その政策自体は評価されています。こういうものをもう一度再現したい。
―県内で国会議員の議席を得るためにどう取り組みますか。
立憲では残念ながら取っていない。しかし、源流である民主党の頃は、2009年の衆議院で(比例復活を含め)三つ議席を取ったこともあり、元々可能性はあります。次期参院選では特に、自民党が割れる可能性があり、勝機ありとみています。
―減税についての考えはいかがでしょうか。
政策減税については柔軟で、ガソリン税の暫定税率廃止などを訴えています。
消費税は、下げると社会保障に穴があきますが、消費税の逆進性対策は必要と思っていて、還付する法案を準備しています。
―企業団体献金禁止に向け、どう取り組みますか。
年度内に結論を得ると確認しています。30年前に与野党で、廃止の方向を確認しています。自民党は透明化するという視点で、それは否定しませんが、概念が違います。30年前の宿題にもっと向き合ってほしいと思います。
―野田首相時代、当時の自民党総裁に議員定数削減への確約を求め、その引き換えとして、衆院を解散しました。
テレビ中継が入る中、約束をしました。要は国民との約束。守ってもらえないかもしれないと思い、文書も交わしています。終わってはいけないので、チャンスがあれば言っていきたいと思います。
(聞き手は桑原弘次)
―石破政権をどう評価しますか。
トランプ大統領は大統領選挙で口にしたことを次々と、電光石火で実行している。それに比べると、石破さんは総裁選でおっしゃったことをなかなか実行されない。本来、筋論をおっしゃるのが持ち味の方。それをしっかり展開してもらった方がいい。
―政権交代を目指す意義は何でしょうか。
お金の使い方が正しい方に変わることに、政権交代の意味がある。同じ政権が続くと、予算配分の在り方として、基本的な枠が決まってしまう。民主党政権の時は高校の無償化や子ども手当(現児童手当)を実現しようとすると、自民、公明からばらまきだと批判されたが、その政策自体は評価されています。こういうものをもう一度再現したい。
―県内で国会議員の議席を得るためにどう取り組みますか。
立憲では残念ながら取っていない。しかし、源流である民主党の頃は、2009年の衆議院で(比例復活を含め)三つ議席を取ったこともあり、元々可能性はあります。次期参院選では特に、自民党が割れる可能性があり、勝機ありとみています。
―減税についての考えはいかがでしょうか。
政策減税については柔軟で、ガソリン税の暫定税率廃止などを訴えています。
消費税は、下げると社会保障に穴があきますが、消費税の逆進性対策は必要と思っていて、還付する法案を準備しています。
―企業団体献金禁止に向け、どう取り組みますか。
年度内に結論を得ると確認しています。30年前に与野党で、廃止の方向を確認しています。自民党は透明化するという視点で、それは否定しませんが、概念が違います。30年前の宿題にもっと向き合ってほしいと思います。
―野田首相時代、当時の自民党総裁に議員定数削減への確約を求め、その引き換えとして、衆院を解散しました。
テレビ中継が入る中、約束をしました。要は国民との約束。守ってもらえないかもしれないと思い、文書も交わしています。終わってはいけないので、チャンスがあれば言っていきたいと思います。