第２４回県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会（県など主催、１０区間２１・１キロ）が９日、和歌山県の和歌山市内であり、紀南（印南町以南）では田辺市が３位に入賞した。那智勝浦町は８位になり、初めて入賞した。

　北山村を除く２９市町とオープンの１４チームが参加。各チームは紀三井寺公園陸上競技場を一斉にスタートし、小中学生の男女がたすきをつないで県庁前のゴールを目指した。

　田辺市の記録は１時間１２分５３秒で、３位は２年連続。アンカーを務めた龍神中学校３年の前田大翔選手は、競り合った海南市オープンチームの選手をゴール直前で引き離してフィニッシュした。「上位に入賞できてうれしい。最後の最後は必死に走った。やり切れた」と満足そうだった。

　優勝は海南市。昨年に続く連覇で、記録は１時間９分３６秒。２位は和歌山市。那智勝浦町の記録は１時間１５分１６秒だった。

　田辺市と那智勝浦町以外の紀南勢の結果は次の通り。丸数字は順位、かっこ内は記録。オープンチームは順位が付かない。

　（１２）串本町（１時間１６分７秒）（１３）みなべ町（１時間１６分９秒）（１４）白浜町（１時間１６分３７秒）（１５）新宮市（１時間１８分７秒）（１７）印南町（１時間１８分２１秒）（２３）古座川町（１時間２２分３７秒）（２４）上富田町（１時間２３分４９秒）（２５）すさみ町（１時間２３分５４秒）（２９）太地町（１時間３０分５７秒）

　紀南勢で区間３位までに入ったのは次の皆さん。丸数字は順位。

　２区（１・７キロ、中学生女子）＝（３）上舎芽愛（田辺市・新庄２年）▽７区（１・７キロ、小学生男子）＝（３）佐々木駿一（印南町・切目６年）