和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月16日(日)

還暦で夢かなう 東京と大阪で写真展、和歌山県田辺市の写真店経営

目﨑之教さんが展示する作品の一枚
目﨑之教さんが展示する作品の一枚
目﨑之教さん
目﨑之教さん
 和歌山県田辺市下屋敷町の写真店経営、目﨑之教さん(60)は、2、3月に東京と大阪で写真展「beyond the sea(ビヨンド・ザ・シー)海の彼方に想う」を開く。「私にとってこれ以上の舞台はない。還暦を迎え、夢がかなった」と喜ぶ。


 目﨑さんは、奨楽写真館の店主で、肖像写真や広告写真を中心に幅広く撮影を続け、日本写真家協会公募の写真展や富士フイルム営業写真コンテストなどで受賞歴がある。今回、富士フイルムフォトサロンに応募し、審査が通った。

 展示するのは、2022年から県内の海岸を巡り、水平線に着目し、中判フィルムカメラで撮影した銀塩モノクローム作品。半切が20点、3連組みの六つ切りが20点あり、いずれも撮影からフィルム現像、銀塩プリントの焼き付けまで自身が手作業で制作した。

 東京展は今月7~13日午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)、東京都港区赤坂のフジフイルムスクエア内富士フイルムフォトサロン東京で開催。入館は無料。

 大阪展は巡回展として28日~3月6日午前10時~午後7時(最終日は午後2時まで)、大阪市中央区本町のメットライフ本町スクエア内富士フイルムフォトサロン大阪で開く。入館は無料。

 東京展、大阪展ともトークショーがある。大阪展では28日と3月1、4日が午後1時から、2日が午後3時から約30分間。参加は無料で、予約不要。

 目﨑さんは「海と空が出合う一本の線に魅了され、光と時の移ろいを捉えて描き出した。海のかなたに思いをはせる静かで穏やかな時間をご覧いただければ幸い」と呼びかけている。