100年ぶり お堂新調 南紀一瀬川不動尊、和歌山県みなべ
和歌山県みなべ町東本庄の辺川地区にある「南紀一瀬川不動尊」のお堂が、約100年ぶりに新調された。老朽化のため、管理人の林年美さん(54)が建て替えを呼びかけた。28日に落慶法要とお披露目式がある。
南紀一瀬川不動尊は、辺川地区にある「不動の滝」の前に祭られている。本尊は、地元で産出された高さ約1メートルの瓜渓石とみられる。
東本庄の来迎寺(豊田泰猛住職)に伝わる木札によると、今から約340年前、江戸中期の元禄時代には既にこの地で不動尊信仰があった。明治の大水害(1889年)でお堂は流されたが、本尊は無事だった。大正時代に、清川村の露詰竹松という人物が地域の人々と協力しお堂を再建し本尊を安置したところ、治癒を祈れば病気が治り、降雨を祈れば雨が降るなど霊験あらたかであり、以来、地域の人々が丁寧に祭り続けてきたという。
お堂が建てられてから約100年たち、床が抜け落ちそうになり、お堂自体が傾くなど老朽化による毀損(きそん)が著しかったことから新築した。
新しいお堂は木造で、高さ約3メートル、幅と奥行きは約2メートル。古いお堂の解体費や新しいお堂の建立費など総額約200万円は、長年にわたる参拝者のお供えや寄付などで賄った。
2023年8月から古いお堂の解体を始め、昨年12月7日に新しいお堂の棟上げをし、同月28日に、工事中は来迎寺に仮安置していた本尊を新しいお堂に安置した。
林さんは「新しいお堂ができ、うれしく思う。多くの方にお参りに来ていただければ」。辺川地区の役員、三ツ森豊さん(64)は「立派なお堂が建って良かった」と話した。
南紀一瀬川不動尊は、辺川地区にある「不動の滝」の前に祭られている。本尊は、地元で産出された高さ約1メートルの瓜渓石とみられる。
東本庄の来迎寺(豊田泰猛住職)に伝わる木札によると、今から約340年前、江戸中期の元禄時代には既にこの地で不動尊信仰があった。明治の大水害(1889年)でお堂は流されたが、本尊は無事だった。大正時代に、清川村の露詰竹松という人物が地域の人々と協力しお堂を再建し本尊を安置したところ、治癒を祈れば病気が治り、降雨を祈れば雨が降るなど霊験あらたかであり、以来、地域の人々が丁寧に祭り続けてきたという。
お堂が建てられてから約100年たち、床が抜け落ちそうになり、お堂自体が傾くなど老朽化による毀損(きそん)が著しかったことから新築した。
新しいお堂は木造で、高さ約3メートル、幅と奥行きは約2メートル。古いお堂の解体費や新しいお堂の建立費など総額約200万円は、長年にわたる参拝者のお供えや寄付などで賄った。
2023年8月から古いお堂の解体を始め、昨年12月7日に新しいお堂の棟上げをし、同月28日に、工事中は来迎寺に仮安置していた本尊を新しいお堂に安置した。
林さんは「新しいお堂ができ、うれしく思う。多くの方にお参りに来ていただければ」。辺川地区の役員、三ツ森豊さん(64)は「立派なお堂が建って良かった」と話した。