和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年01月15日(水)

CRIのAI通訳ボイスチャットが韓国ロッテグループのメタバース「CALIVERSE」のボーダーレスな取引を実現、経済圏拡大へ

~CES2025で日韓会話の通訳をリアルタイム実演~

 株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見 正雄、以下「CRI」)は、韓国ロッテグループのメタバース事業を主導するCALIVERSE Inc.(本社:韓国ソウル、CEO:Kim Dong Kyu)が開発・運営するメタバースプラットフォーム「CALIVERSE」に、オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus®」によるAI通訳ボイスチャットの提供を進めてまいります。
 超高画質なメタバース空間CALIVERSEでは、現実世界と同様に「音と映像を合わせて楽しめる」ことが大きな価値となります。CRI TeleXusのAI通訳ボイスチャットは、異なる言語話者同士でも自然な会話を実現し、距離や言語の隔てない新たなコミュニティの創出と、メタバースコマースなどの経済圏を併せ持つ持続可能なプラットフォームの成立に貢献します。


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■CRIのAI通訳ボイスチャットが言語の壁を越えてワールドワイドな取引を実現
 CALIVERSE Inc.によるメタバースプラットフォーム「CALIVERSE(カリバース)」は2024年8月にオープンしました。超高画質なことが特長のCALIVERSEは「ハイパーリアル」とも称され、まるで現実のようなリアリティあるメタバース空間にてショッピングやエンターテインメントを楽しむことが可能です。
 CRIとCALIVERSE Inc.は2023年1月に基本合意書(MOU)を締結、共に次世代メタバース実現の未来技術について研究開発を進めてきました。その一環として、CRIが開発した「CRI TeleXus(テレクサス)」のAI通訳ボイスチャット機能をCALIVERSEに導入する準備を進めています。
 また2025年1月に米国ラスベガスにて開催されたテクノロジーの祭典「CES2025」において、会場とCRIの日本オフィスをオンラインで接続しました。当日はCRI TeleXusによる通信とAI通訳ボイスチャット機能により日本語話者と韓国語話者のスムーズな会話を実現、今後の開発展望と協力について話し合いました。

 CALIVERSEは韓国ロッテグループの未来事業の一つで、持続可能なメタバースプラットフォームを目指しています。デジタル資産を扱う企業との連携やロッテグループの強固な販路活用により、メタバース上における経済圏創出を目指すほか、ライブやゲームなどのエンターテインメントにも取り組んでいます。
 メタバース空間におけるコミュニケーションは距離を容易に越えられる分、言語の違いによる理解の困難さが課題となります。また超高精細な視界を得られるCALIVERSEでは、翻訳テキストの表示が違和感につながり、自由なコミュニケーションを阻害します。CRIの独自技術を利用したAI通訳ボイスチャットはこの課題を解決、異なる言語話者同士でもテンポの良い自然な会話を実現し、言語の壁を取り払います。高クオリティな視界とシームレスな会話による「商品を見ながら声で接客を受けるショッピング」は、メタバースコマースをより価値の高いものへと変え、CALIVERSEを持続可能なメタバース空間へと変えていきます。

■低遅延なリアルタイム処理が、テンポのいい軽妙なコミュニケーションを創出
 「CRI TeleXus」は当社が開発・提供するオンラインコミュニケーションミドルウェアです。空間オーディオや話者分離などの音声技術で、多数のユーザーが交流する仮想空間においても、実在感のある音声コミュニケーションを可能にします。これまでにスマートフォン上で動作するバーチャルオフィスソリューションや、ヘッドマウントディスプレイ型VR機向けアクションゲーム、数千人のプレイヤーを抱えるマルチプラットフォーム向けオンラインゲームなどで導入実績があり、低負荷・高音質な性能で評価されています。
 今回導入を進めるAI通訳ボイスチャット機能は、音声の文字起こしと、AIによる即時通訳、翻訳文の読み上げにより構成しています。長年CRIが研究開発を続けてきた音声圧縮ノウハウと、リアルタイム処理の独自技術が、スムーズなコミュニケーションを実現します。

 なおCRI TeleXusのAI通訳ボイスチャットと、各機能の提供は以下のとおりです。

Text-to-Speech機能(文章読み上げ):2024年6月正式提供開始済
Speech-to-Text機能(音声文字起こし):2024年12月正式提供開始済
AI通訳ボイスチャット機能:2025年中に提供開始予定

 CRI TeleXusはCALIVERSEへの正式導入に向けてさらなる機能向上を行うとともに、他サービスへの導入を進めてまいります。これにより5年後にはCRI TeleXus関連での売上高20億円を目指します。

■CRIWAREがメタバース空間でのコミュニケーションを豊かに
 私たちCRIはこれまで音声・映像関連の研究開発集団としてミドルウェアを開発してきました。ゲーム領域から広がった当社のミドルウェアは、低負荷ながら高度な演出を可能にしたことで評価され、今や組み込み業界、モビリティ領域などでも活用されています。
 距離を容易に越えるメタバース空間における言語の課題をCRIの音声技術は解決し、コミュニケーションをよりスムーズにします。
 CRIはこれからも技術を磨き続けます。そして「音と映像で社会を豊かに」という理念の下、リアルな空間のみならず、メタバース空間にも驚きと楽しさ、感動を届けるお手伝いをしてまいります。

■CALIVERSE Inc.について
 CALIVERSE Inc.は、ロッテイノベート株式会社の子会社のメタバース企業です。
 CALIVERSE Inc.は超高画質実写3DVRとUnreal Engineに基づくリアルタイムレンダリング グラフィック合成制作技術、そして、仮想現実でのユーザーの視線や音声などに実写人物が反応するようにするインタラクティブ特許技術を保有している開発会社です。
 CALIVERSE Inc.は新しいリアルなメタバースの中で、より深い感動とより大きな便利さをユーザーに提供するとともに、ユーザーの暮らしをより豊かにできるように寄与することが目標です。
https://caliverse.io/

■株式会社CRI・ミドルウェアについて
 「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE®(シーアールアイウェア)」として、さまざまな分野に展開しています。ゲーム分野で磨いたCRIWAREは現在、ゲーム以外の組み込み業界やモビリティ領域にも広がっています。CRIはCRIWAREを通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーの体験の向上をサポートしてまいります。

【会社概要】
社名:株式会社CRI・ミドルウェア(CRI Middleware Co., Ltd.)
本社所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー11階
代表取締役社長:押見 正雄
事業内容: 音声・映像等に関する研究開発、ミドルウェア製品の販売・サポート、および関連する受託開発
設立: 2001年8月1日
HP:https://www.cri-mw.co.jp/

※「CRI」「CRIWARE」「CRI TeleXus」およびCRIWAREロゴは、日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。


本件に関するお問合わせ先
■本リリースに関するお問い合わせ先
 株式会社CRI・ミドルウェア 広報担当
 Webフォーム(広報問い合わせ):https://www.cri-mw.co.jp/contact/prir.html
 URL:https://www.cri-mw.co.jp/
     

関連リンク
CALIVERSE Inc.
https://caliverse.io/


プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/101960
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