AWS、Hondaと次世代ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)の実現と、生成AIを活用したEVユーザーの充電体験向上のサービス開発で協業
Hondaが、AWS上に仮想車両開発の環境Digital Proving Ground(DPG)プラットフォームを構築し、エネルギー効率を向上しながらソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)を実現し、新しいEVシリーズの開発を加速
シアトル & 東京発 - Amazon.com, Inc.(NASDAQ: AMZN)の関連会社である Amazon Web Services, Inc.(以下、AWS)は、本田技研工業株式会社(以下、Honda)のソフトウェア・デファインド・ビークル(以下、SDV)実現に向けて、Hondaと協業することを発表しました。HondaはSDVの開発に、AWS 上に構築するDigital Proving Ground(以下、DPG)プラットフォームを活用し、AWS 上に構築した Honda のデータレイクと、AWS の計算資源、生成 AI、IoT サービスなどを統合することで、革新的なモビリティ・ソリューションの提供を加速させます。加えて、Honda が目指す SDV の実現に必要な機能を持った新たなサービスを AWS を活用して開発し、DPG プラットフォーム上に統合していくことに取り組みます。
デジタル主導の SDV は、クラウドから無線通信によってソフトウェアを更新する Over The Air(OTA) でソフトウェアを更新することで、安全性、セキュリティ、効率性、エンターテインメント性、そして利便性の大幅な向上を実現します。SDV の耐用年数にわたる機能強化は、物理的な変更や交換を必要とせずに全体の能力を向上させます。ドライバーは SDV により利用可能となるさまざまな新しい機能を体験できることに加え、各ドライバーの運転習慣や好みなどに応じた車両の機能のアップデートを行うことも可能です。
AWS を活用して SDV 実現を加速
こうした SDV の必要性に対応するため、新しい自動車のモデルを迅速に開発・テストするためのスケーラブルでコスト効率の高いインフラを必要としていた Honda は、車両開発環境として機能する DPG プラットフォームを AWS の最新のクラウド技術を活用して構築しました。DPG は、エネルギー消費量を可視化し、性能、走行距離を含む車両走行時に発生するあらゆるデータを収集して AWS に保存します。また DPG により Honda は、物理的なハードウェアへの依存を減らし、自動車のエンジニアが自動車を製造する前にクラウド上で設計・テストを行うことを可能にし、生産工程全体に要するスケジュールを短縮する見込みです。そして、DPG の仮想環境における開発は、実環境での開発に比べて大幅なコスト削減も期待できます。
Honda は、車両の品質、安全性、そして自律性の向上に向け、クラウドの接続と管理に AWS の IoT サービスを活用して継続的なソフトウェア開発とアップデートを提供します。加えて Honda は、ビデオ処理および分析アプリケーション構築の検討を進めるため、デバイスからライブビデオをストリーミングするマネージドサービスである Amazon Kinesis Video を活用します。これにより、インフラ管理を必要とせず、カメラ映像の保存、分析、そして機械学習を可能にします。これらは、車外の不審な動きの検知や衝突や車の破損を避けるためのドライバーへの警告などの実現に役立つと考えています。
生成AI活用でEVユーザーの充電体験を向上
Hondaは個々のユーザーに合わせた体験を提供すべくサービス開発に注力しており、AWSの生成AI技術を活用した複数の実証実験(PoC)を進めています。その一例として、EV(電気自動車)ユーザーの充電体験を飛躍的に向上させる新しいソリューションの開発が挙げられます。このソリューションでは、Honda の知能化技術に、AWS IoT Core と Amazon や主要な AI スタートアップ企業が提供する基盤モデル (FM) を API を通じて利用できるようにする AWS の生成 AI サービス Amazon Bedrockを組み込みます。車両から収集したデータを、Amazon Bedrock の生成 AI モデルで分析し、各ドライバーの行動パターンや志向を理解し、現在地、バッテリー残量、周辺の充電ステーション状況などを考慮した、最適な充電スポットを推奨します。これにより Honda は、2026 年より展開予定の新たな EV 「Honda 0シリーズ」 や広い充電網から得られるデータを分析することで、充電設備の検索や支払いのシンプル化などの面で、一人ひとりにパーソナライズされた充電体験を提供することを目指します。
AWSグローバル自動車および製造事業統括責任者である Ozgur Tohumcu は次のように述べています。
「自動車業界は今、デジタル化への大きな転換期を迎えています。自動車はいまや単独で動く機械ではなく、ホイール上でつながったプラットフォーム、インテリジェントとして機能しています。生成 AI は、自動車メーカーによる新機能の開発を支援すると同時に、新しいモデルをより迅速かつコスト効率よく消費者に提供することを可能にします。AWS は、安全かつ高性能なスマートビークルという Honda のビジョンの実現に向け、同社と協業できることを嬉しく思います」
クラウドに精通した人材の育成
Honda は、モビリティの未来に向けた取り組みの一環として、生成 AI、アナリティクス、IoT といった最新のクラウド技術に関する人材育成に取り組んでいます。Honda は車載ソフトウェアの技術(In-Car)およびクラウド技術(Out-car)の両方を扱うハイブリッド・タレント・エンジニア(HTEs)を育成するため、Honda と AWS が共同で策定したプログラム 「Expert Builder Initiative」 を2024年より開始しました。同プログラムは、AWS を活用して創造的なアイデアを概念実証から完全に統合されたソリューションに発展させ、Honda の車に乗る人のドライビング体験を向上させることを目指しています。
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス( AWS )は、2006 年に他社に先駆けてサービスを開始して以来、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWS は、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習および人工知能( AI )、モノのインターネット( IoT )、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する 240 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWS のサービスは、34 のリージョンにある 108 のアベイラビリティーゾーン( AZ )でご利用いただけます。これに加え、メキシコ、ニュージーランド、サウジアラビア王国、台湾、タイ、ドイツの 6 つのリージョンにおける 18 の AZ の開設計画を発表しています。AWS のサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWS の詳細については以下の URL をご参照ください。https://aws.amazon.com/
Amazonについて
Amazonは4つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています。カスタマーレビュー、1-Click注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazonプライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out technology、Amazon Studios、気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)などは、Amazonが先駆けて提供している商品やサービス、取り組みです。Amazonについて詳しくはAmazon Newsroom ( https://amazon-press.jp
) およびAbout Amazon( https://www.aboutamazon.jp
) から。
本件に関するお問合わせ先
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
広報部 awsjp-pr@amazon.com
広報代理店 株式会社プラップジャパン
担当 :中田(070-7523-6980)、菊池(080-6628-9424 )
Email: aws_pr@prap.co.jp
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/101871
シアトル & 東京発 - Amazon.com, Inc.(NASDAQ: AMZN)の関連会社である Amazon Web Services, Inc.(以下、AWS)は、本田技研工業株式会社(以下、Honda)のソフトウェア・デファインド・ビークル(以下、SDV)実現に向けて、Hondaと協業することを発表しました。HondaはSDVの開発に、AWS 上に構築するDigital Proving Ground(以下、DPG)プラットフォームを活用し、AWS 上に構築した Honda のデータレイクと、AWS の計算資源、生成 AI、IoT サービスなどを統合することで、革新的なモビリティ・ソリューションの提供を加速させます。加えて、Honda が目指す SDV の実現に必要な機能を持った新たなサービスを AWS を活用して開発し、DPG プラットフォーム上に統合していくことに取り組みます。
デジタル主導の SDV は、クラウドから無線通信によってソフトウェアを更新する Over The Air(OTA) でソフトウェアを更新することで、安全性、セキュリティ、効率性、エンターテインメント性、そして利便性の大幅な向上を実現します。SDV の耐用年数にわたる機能強化は、物理的な変更や交換を必要とせずに全体の能力を向上させます。ドライバーは SDV により利用可能となるさまざまな新しい機能を体験できることに加え、各ドライバーの運転習慣や好みなどに応じた車両の機能のアップデートを行うことも可能です。
AWS を活用して SDV 実現を加速
こうした SDV の必要性に対応するため、新しい自動車のモデルを迅速に開発・テストするためのスケーラブルでコスト効率の高いインフラを必要としていた Honda は、車両開発環境として機能する DPG プラットフォームを AWS の最新のクラウド技術を活用して構築しました。DPG は、エネルギー消費量を可視化し、性能、走行距離を含む車両走行時に発生するあらゆるデータを収集して AWS に保存します。また DPG により Honda は、物理的なハードウェアへの依存を減らし、自動車のエンジニアが自動車を製造する前にクラウド上で設計・テストを行うことを可能にし、生産工程全体に要するスケジュールを短縮する見込みです。そして、DPG の仮想環境における開発は、実環境での開発に比べて大幅なコスト削減も期待できます。
Honda は、車両の品質、安全性、そして自律性の向上に向け、クラウドの接続と管理に AWS の IoT サービスを活用して継続的なソフトウェア開発とアップデートを提供します。加えて Honda は、ビデオ処理および分析アプリケーション構築の検討を進めるため、デバイスからライブビデオをストリーミングするマネージドサービスである Amazon Kinesis Video を活用します。これにより、インフラ管理を必要とせず、カメラ映像の保存、分析、そして機械学習を可能にします。これらは、車外の不審な動きの検知や衝突や車の破損を避けるためのドライバーへの警告などの実現に役立つと考えています。
生成AI活用でEVユーザーの充電体験を向上
Hondaは個々のユーザーに合わせた体験を提供すべくサービス開発に注力しており、AWSの生成AI技術を活用した複数の実証実験(PoC)を進めています。その一例として、EV(電気自動車)ユーザーの充電体験を飛躍的に向上させる新しいソリューションの開発が挙げられます。このソリューションでは、Honda の知能化技術に、AWS IoT Core と Amazon や主要な AI スタートアップ企業が提供する基盤モデル (FM) を API を通じて利用できるようにする AWS の生成 AI サービス Amazon Bedrockを組み込みます。車両から収集したデータを、Amazon Bedrock の生成 AI モデルで分析し、各ドライバーの行動パターンや志向を理解し、現在地、バッテリー残量、周辺の充電ステーション状況などを考慮した、最適な充電スポットを推奨します。これにより Honda は、2026 年より展開予定の新たな EV 「Honda 0シリーズ」 や広い充電網から得られるデータを分析することで、充電設備の検索や支払いのシンプル化などの面で、一人ひとりにパーソナライズされた充電体験を提供することを目指します。
AWSグローバル自動車および製造事業統括責任者である Ozgur Tohumcu は次のように述べています。
「自動車業界は今、デジタル化への大きな転換期を迎えています。自動車はいまや単独で動く機械ではなく、ホイール上でつながったプラットフォーム、インテリジェントとして機能しています。生成 AI は、自動車メーカーによる新機能の開発を支援すると同時に、新しいモデルをより迅速かつコスト効率よく消費者に提供することを可能にします。AWS は、安全かつ高性能なスマートビークルという Honda のビジョンの実現に向け、同社と協業できることを嬉しく思います」
クラウドに精通した人材の育成
Honda は、モビリティの未来に向けた取り組みの一環として、生成 AI、アナリティクス、IoT といった最新のクラウド技術に関する人材育成に取り組んでいます。Honda は車載ソフトウェアの技術(In-Car)およびクラウド技術(Out-car)の両方を扱うハイブリッド・タレント・エンジニア(HTEs)を育成するため、Honda と AWS が共同で策定したプログラム 「Expert Builder Initiative」 を2024年より開始しました。同プログラムは、AWS を活用して創造的なアイデアを概念実証から完全に統合されたソリューションに発展させ、Honda の車に乗る人のドライビング体験を向上させることを目指しています。
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス( AWS )は、2006 年に他社に先駆けてサービスを開始して以来、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWS は、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習および人工知能( AI )、モノのインターネット( IoT )、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する 240 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWS のサービスは、34 のリージョンにある 108 のアベイラビリティーゾーン( AZ )でご利用いただけます。これに加え、メキシコ、ニュージーランド、サウジアラビア王国、台湾、タイ、ドイツの 6 つのリージョンにおける 18 の AZ の開設計画を発表しています。AWS のサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWS の詳細については以下の URL をご参照ください。https://aws.amazon.com/
Amazonについて
Amazonは4つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています。カスタマーレビュー、1-Click注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazonプライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out technology、Amazon Studios、気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)などは、Amazonが先駆けて提供している商品やサービス、取り組みです。Amazonについて詳しくはAmazon Newsroom ( https://amazon-press.jp
) およびAbout Amazon( https://www.aboutamazon.jp
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本件に関するお問合わせ先
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
広報部 awsjp-pr@amazon.com
広報代理店 株式会社プラップジャパン
担当 :中田(070-7523-6980)、菊池(080-6628-9424 )
Email: aws_pr@prap.co.jp
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/101871