DIC、2025年 年頭社長挨拶(要旨)
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DIC株式会社 社長執行役員 池田尚志の年頭挨拶(要旨)を以下の通りお知らせします。
2024年度を振り返ると、前例にない厳しい経営環境であった2023年度から業績を大きく回復させた転換の年となりました。あらゆる場面において懸命に努力された従業員の皆さんのおかげです。改めて深く御礼申し上げます。外部環境を言い訳にせず、攻めるところは果敢に攻め、見直すところは大胆に見直すことで目指す方向が明快になり、事業基盤は強化されつつあります。
私たちが目指す目標は、2026年度に最高益を達成し、「DIC Vision 2030」を実現することです。この目標を達成するためには、やるべきことが残されており、その成否は2025年度での足固めにかかっています。
具体的には、再建途上にあるコア事業を確固たるものとし、成長を牽引する新事業・新製品を実績化すると共に、グループレベルで会社運営の効率化を図ることです。2025年度予算を確実に達成し、飛躍の原動力となるために、以下の点にご留意ください。
1.変化を素早くとらえ先手を打つ
経済や地政学を含めた外部環境は依然として不透明であり、その不確実性はますます高まっています。顧客や市場を軸にサプライチェーンの動向を幅広く注視し、変化の兆候を見逃さず、迅速に対策を講じてください。また、標準的なバックアッププランに加え、再編や再構築など非標準的なプランも策定し、計画達成を確実なものにしてください。社内外のインテリジェンス(情報)を駆使し、部門や地域を横断した大胆な施策を実行することが重要です。
2.効果最大化にこだわりさらなる効率を追求する
2024年は様々な分野においてテーマや施策を見直し、絞り込みを行いました。2025年は実績化にこだわり、明確な成果をあげることを求めます。曖昧さを排除し、費用対効果を徹底的に検証してください。期限と定量目標を明確にし、最適な資源配分を意識しながら課題に取り組んでください。
3.能動的・主体的な行動で社会の未来を実現する
私たちは、重要な取り組みとして「Direct to Society」を推進しています。一人ひとりの活動が直接的あるいは間接的に社会に影響を及ぼしていることを認識し、それを起点に主体的に行動することが重要だと考えています。より良い職場環境、仕事内容、事業開発など、あらゆる分野での取り組みは、皆さん一人ひとりの積極的な参加にかかっています。受け身ではなく自ら考え提言し活動を起こすことが、会社を変え、真の成長を生みだします。一緒にDICの未来、社会の未来を創っていきましょう。
当社を取り巻く環境は常に変化しており、様々なステークホルダーの期待に応えていく必要があります。現状の課題をしっかりと認識し、あるべき姿に向けて変革し続けていかなければなりません。DICグループが持つ多様性の力、協調性の力、創造性の力は他に類を見ない強みです。今一度、これらの力を結集し、当社の企業価値を盤石なものとし、時代の荒波を乗り越えていきましょう。
※こちらは、2025年1月6日に、DICグループ社員向けに行われた年頭挨拶の要旨です。
以上
ーDIC株式会社について
DICは日本で有数のファインケミカルメーカーです。DICを中心に世界全体でSun Chemical Corporationを含む約180の子会社によってグループが構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩りと快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高1兆円を超え、世界全体で2.2万人以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。詳しい情報は、https://www.dic-global.com/
をご覧下さい。
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本件に関するお問合わせ先
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DIC株式会社コーポレートコミュニケーション部
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