古典の復活:梅蘭芳の生誕130周年に時空を超えて京劇と昆劇が出会う
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AsiaNet 200620 (1320)
【泰州(中国)2024年12月16日新華社=共同通信JBN】江南の水辺の町である崑山で生まれた昆劇は、その繊細で豊かな旋律、優雅でエレガントな動きにより、中国オペラの貴重な宝の1つになりました。昆劇は中国の奥深い文化遺産を体現しているだけでなく、古代と現在の芸術をつなぐ架け橋としての役割も果たしています。2024年は梅蘭芳(Mei Lanfang)(1894-1961)の生誕130周年にあたります。このほど、Kunshan Theatre and Opera Museum(崑山劇場・オペラ博物館)で「Radiance of Mei's Art -- Commemorating the 130th Birthday of Mei Lanfang(梅蘭芳生誕130周年記念‐梅芸術の輝き)」展が華々しく開催され、梅蘭芳と昆劇との深いつながりについて多角的に、臨場感に富んだ展示を行いました。
この展覧会では、華麗な衣装、貴重な公演時の写真、古いチラシなどが展示されています。それぞれの芸術品は、京劇と昆劇の芸術に貢献した梅蘭芳派の文化的意義と不朽の精神を伝えています。
展示品の中で特に目を引くのは、梅蘭芳が1920年代から1930年代にかけて昆劇「Dream in the Deserted Garden(遊園驚夢)」を演じた際に着用した衣装です。この衣装には、10組の花と鳥の模様が精巧に刺繍されており、グラデーションカラーの糸で仏教寺院と飛ぶ鳥が描かれ、「春の繁栄」と「永遠」を象徴しています。京劇と昆劇の名手として世界的に知られる梅蘭芳は30作以上の昆劇を演じ、「Dream in the Deserted Garden」は梅蘭芳にとって最も長く上演され、最も完成された昆劇作品です。
京劇と昆劇の芸術ファンはオフラインの展示会に加えて、FacebookとYouTubeプラットフォームの「China Culture & Art(中国文化と芸術)」で、「Honoring Mei Lanfang, A Classic Revival(梅蘭芳をたたえる古典の復活)」という一連の二カ国語の短編ビデオを楽しむことができます。これらのビデオにより、視聴者は梅蘭芳のキャリアを通した傑作を「バーチャル」に体験できます。このビデオシリーズでは、Taizhou Mei Lanfang Art Centerの若手俳優たちが、梅蘭芳の舞台での古典演劇や、梅蘭芳が米国を訪問したときのオペラの抜粋を再現し、泰州の文化史跡とオペラの要素と融合しています。この目的は、 泰州の新世代の京劇演者が偉大な芸術家である梅蘭芳の足跡をたどり、その高貴な人格を賞賛することを示すとともに、梅蘭芳派(「梅の芸術スタイル」)の継承と普及を描き、泰州の若者の間に核となる文化ブランドを形成することです。
ソース:Taizhou Mei Lanfang Art Center
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