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2025年01月11日(土)

『ハウルの動く城』金ローでノーカット放送決定 “動く城”制作秘話も【今後のラインナップあり】

『ハウルの動く城』より(C)2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
『ハウルの動く城』より(C)2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
 ジブリ映画『ハウルの動く城』が、日本テレビ系金曜ロードショー(後9:00~後11:34※放送枠40分拡大)で2025年1月10日にノーカット放送される。

【場面写真】ニワトリの足が特徴的!動く城

 宮崎駿監督(※崎=たつさき)が『千と千尋の神隠し』に続いて手がけた同作は、ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、米アカデミー賞ノミネートなど、国内外で高い評価を受けた。

 原作はイギリスのファンタジー作家であるダイアナ・ウィン・ジョーンズが発表した『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題は『Howl’s Moving Castle』)。原題を見て「城が動くって面白い」と宮崎監督が惹かれたことから制作が決まった。宮崎監督は、まず作品の主役ともいうべき動く城のデザインから作業を始めた。しかし、城のデザインに悩み、鈴木敏夫プロデューサーと話しながら大砲や屋根、煙突などを描き完成したのが、映画の中の動く城。足はニワトリの足と戦国時代の足軽の足で悩み、ニワトリの足にすることになったという。メカ(機械)とも怪物ともつかない、ユニークな城を作り上げた。

 ストーリーは、帽子屋で働く18歳の少女・ソフィーと魔法使いのハウルの恋が中心に進んでいく。ハウルの弟子の身寄りのない少年・マルクル、暖炉に居て城を動かす火の悪魔・カルシファーたちと共同生活をしていくうちに、家族になっていく一種のホームドラマでもある。物語が進むにつれ、かかしのカブや魔法使いの使い犬・ヒン、そして“あの人”までもが、ハウルの家に住みついていく。

 また、ジブリパークでは『ハウルの動く城』をモチーフとした初の「ウィンターイルミネーション」が開催されている。“ジブリの大倉庫”の大きなガラス壁面が、アニメーションのコマ送りのような演出で、2025年2月3日までライトアップされる予定。

【今後の放送ラインナップ】
12月23日『アナと雪の女王/家族の思い出』、『美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント』(※地上波初放送)
20日『ホーム・アローン2』
2025年1月3日『ライオン・キング』(※本編ノーカット)
10日『ハウルの動く城』(※ノーカット)

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