和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月13日(金)

2月にシンポ、熊野本宮館

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年と、和歌山県田辺市本宮町本宮にある世界遺産熊野本宮館の開館15周年を記念したシンポジウムが来年2月9日午後1時から、同館である。名誉館長を務める作家・荒俣宏さんの記念講演などを予定している。今月20日から申し込み(先着150人)を受け付ける。参加無料。

 田辺市などが「熊野の光 未来への再生-山岳信仰の聖地 熊野本宮」と題して開催する。

 第1部は講演があり、荒俣さんが「未来に伝えたい聖地熊野の魅力」、前日本山岳修験学会会長の鈴木正崇・慶応義塾大学名誉教授が「修験と熊野」と題して話す。

 第2部では、語り部による熊野勧心(かんじん)十界曼荼羅(まんだら)絵解き、真砂充敏田辺市長や熊野本宮大社の九鬼家隆宮司らが参加するパネルディスカッションがある。

 申し込みは世界遺産熊野本宮館(0735・42・0751)へ。