芳根京子、映画『雪の花 ―ともに在りて―』で見せる「強さと優しさのバランス」
かつて死病と恐れられた疱瘡(ほうそう=天然痘)から人々を救うため、命がけで京都から痘苗(ワクチン)を持ち帰り、種痘(予防接種)を普及させた福井の漢方医・笠原良策の数々の苦難を描いた映画『雪の花 ―ともに在りて―』が来年(2025年)1月24日から全国公開される。巨匠・黒澤明の助監督を務めた経歴を持つ小泉堯史(たかし)監督が全編フィルムで撮影した貴重な作品だ。
【画像】『雪の花 ―ともに在りて―』芳根京子の場面写真
俳優の松坂桃李が演じる主人公・笠原良策は疱瘡に苦しむ人々を救おうと必死だったが、漢方の力だけでは救えないことに無力感を抱き自らを責めていた。そんな良策を明るい性格で支え続けた妻・千穂を芳根京子。そして、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役で役所広司が出演する。
松坂と芳根は、映画『居眠り磐音』以来約5年振りの共演となったが、先日行われた舞台あいさつで芳根は、「前作では(松坂演じる)主人公の許嫁という役どころで約束はしたが結婚には至らなかったので、本作では無事に結婚できて、最後まで(良策を)支えることができました」と、本作では夫婦の絆がより一層感じられるものになっていると自信を覗かせた。
そんな本作から、漢方医の妻として働く姿、京都で学んだ疱瘡の治療法を地元の福井で広めようとする良策の助けになるため、治療法を試してほしいと地元の人々に懇願する懸命な姿、そして最愛の夫・良策の隣で子どもたちと朗らかに笑う微笑ましい姿といった千穂の場面写真が公開となった。
小泉堯史監督作品に出演するのは、役所主演の『峠 最後のサムライ』以来2回目の芳根。小泉監督は芳根について、「前作の役所さんとのシーンで、役所さんと芳根さんの響き合いが非常にうまくいっていたんです。今回の千穂はとても難しい役ですが、ぜひ芳根さんにやってもらいたかった」と芳根への絶大な信頼があってキャスティングしたと語る。
一方の芳根も千穂を演じるにあたって、「監督から、強さと優しさを持ってくださいと言われました。『強くないと優しくなれない。優しさがないと強くなれない。』という言葉が自分にも刺さって、強さと優しさのバランスを考えながら良策をどう支えることが背中を押すことになるのかを考えながら役を作っていきました」と、小泉監督からもらった言葉が千穂を演じる上で大きな支えになったと話している。
疱瘡という未曾有の疫病に立ち向う良策を必死に支え、男勝りな部分も垣間見える千穂をチャーミングに演じる芳根の姿にも注目だ。
【画像】映画『雪の花 ―ともに在りて―』そのほかの場面写真
【動画】松坂桃李は笑顔で「とてもいい作品になる」
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一方の芳根も千穂を演じるにあたって、「監督から、強さと優しさを持ってくださいと言われました。『強くないと優しくなれない。優しさがないと強くなれない。』という言葉が自分にも刺さって、強さと優しさのバランスを考えながら良策をどう支えることが背中を押すことになるのかを考えながら役を作っていきました」と、小泉監督からもらった言葉が千穂を演じる上で大きな支えになったと話している。
疱瘡という未曾有の疫病に立ち向う良策を必死に支え、男勝りな部分も垣間見える千穂をチャーミングに演じる芳根の姿にも注目だ。
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